ストロベリー(いちご)の効果とは?美味しく効果良く食べる方法

レモンで健康・美容に色んな面でも活躍!レモンの香り成分「リモネン」にも効果が
2017年9月3日
スムージー
美容と健康にダイエットにおすすめのスムージーの基礎知識とレシピまとめ
2017年9月4日

ストロベリー(苺-いちご-)とは?

ストロベリーは、バラ科のオランダイチゴ属の多年草で、農学上ではフルーツではなく野菜に分類されています。

石器時代には既に食用として利用されていたことを示す遺跡が発見されています。
栽培される様になったのは17世紀以降で、フランスやベルギーで開始されたのが最初と考えられています。
ちなみに、日本の場合は1872年を皮切りに、様々な種類の品種が開発されています。

ストロベリーは、強い甘みが魅力で、フルーツの人気ランキングでは常に上位に位置づけています。
また、スイーツなど加工品としても幅広い利用が可能ということも特徴です。
特に有名なのが、スポンジケーキにホイップクリームをのせて、さらにその上にストロベリーを置くショートケーキで、これは実は日本で考案されたものです。

ストロベリーは美味しいというだけではなく、豊富な栄養素を含有しているということも特徴です。
その中でも美肌に欠かすことができないビタミンCとコラーゲンを含んでいるので、美肌や美白への効果は抜群です。

さらに、鮮やかな赤色を構成しているanthocyanin(アントシアニン)という、ポリフェノールの一種も大量に含有しているので、老化を進行させる原因物質の活性酸素の働きを抑制することによるアンチエイジング効果も期待できます。
ストロベリーに含まれているビタミンCは、美容のビタミンとして知られていますが、神経伝達物質のdopamine(ドーパミン)やadrenaline(アドレナリン)、ストレスをやわらげるホルモンのCorticosteroid(コルチコステロイド)の合成に働きかけるという作用もあるので、精神的なストレスと戦う能力を向上させる効果も期待できます。

つまり、心身の健康的な状態をキープするために有効ということになります。

ストロベリーの注意点

ストロベリーには美容の向上と健康状態の改善に有効な栄養素を豊富に含んでいますが、それらの内のいくつかには明確な弱点があります。
それは、ビタミンCとanthocyanin(アントシアニン)に特に顕著で、熱により壊れてしまうということです。

このために、これらの補給を目的としている場合は調理する時に注意しなくてはなりません。

ストロベリーは非常にデリケートで、傷みが早いという短所もあります。
鮮度が落ちるにつれて栄養成分は急速に失われてしまうので、購入後は出来るだけ早く食べきり、余った場合には冷凍庫で保存するなどの工夫が必要です。

また、ストロベリーは洗う前にヘタを取ると、ビタミンCが外に出ていってしまうので、ヘタを取らずに水洗いすることも重要なポイントとなります。
例えば、現在、人気を集めているフレッシュベリーティーの場合は、栄養補給を目的としているのであればアイスティーが適当で、しかも水洗いの方法なども注意が必要ということです。

ストロベリーには妊娠中には、特に重要な役割を担う葉酸という栄養素も豊富に含んでおり、何とフルーツの中では2番目の多さです。
ただし、この栄養素も熱により壊れてしまうので、加工品ではなく生に近い状態での摂取を心がけなくてはなりません。

他にも大腸のらせん運動を活性化することで便秘を改善する食物繊維や虫歯の原因菌を減少するキシリトール、糖尿病を予防するペクチンなども豊富に含んでおり、老若男女問わず有効な内容です。
これらは、他の栄養素との相互作用によりさらに有効に機能するので、なるべく壊れない形で摂取するのが適当です。
このために、ストロベリーを食べる時には、加熱しないということとヘタを取らずに水洗いするということが注意するポイントとなります。

ストロベリーの効果とは?

果物の中でも知名度が高いストロベリーはブランドがあるほど各農家で味や糖度が変わります。
ストロベリーの中にはたくさんのビタミンCやその他の栄養素が入っており美肌効果も期待できます。
味の美味しさから食卓のデザートとして親しまれているフルーツでありますが、おいしいだけでなく様々な体にいい効果があります。

ビタミンCは耳にしたことがある人も多い栄養素の一つで、主に美肌に効果があります。
肌荒れによるニキビや吹き出物を予防したり、肌の乾燥もたくさんビタミンCを摂っていると悩むことも少なくなります。
また、目に見える肌への効き目だけでなくシミやそばかすをできにくくする効果もあります。
夏や紫外線が強い日に日焼けしてしまった場合のアフターケアにもストロベリーから摂取できるビタミンCが役立ちます。
肌が赤くただれてしまったり日焼けして黒くなることを防ぐことができます。
肌の再生能力を高める効き目があるため日焼けで皮が剥けたり、シミになることを防ぎたい場合にビタミンCを摂るといいのです。
食べ物でどれが1番ビタミンCがあるのかわからない場合や、肌にいい食べ物がわかっていても、たくさんは食べきれないと言う場合にも、ストロベリーなら過度に食べる必要もなく、ビタミンCを補給することができるので、とても便利です。

日焼けや、通常の肌のシミやニキビの予防には外側からのケアや基礎化粧品での手入れも必要です。
ストロベリーを食べることで、内面からもケアでき、さらにより美容に効き目があり、できものができたり、肌トラブルを未然に防ぐこともできるので、食後のデザートなどで定期的に食べると肌のケアにも繋がります。
いろんな食べ方があるので、様々な方法で摂取すると飽きることなく、美味しくビタミンを体内に取り入れることができます。

いろんな美味しい食べ方とは?

ストロベリーのおいしい食べ方とはいろいろあります。
美容や美白、美肌により効き目を良くするためには、食べ合わせにもこだわるとさら効き目が増します。

そのまま食べても充分に効き目はありますが、いちごミルクにすると、牛乳のカルシウムも同時にとることもでき、ドリンク感覚で、いちごを楽しむこともできます。

さらに他のフルーツと一緒にフルーツポンチや、ミックスジュースとして味わうと、他のフルーツのビタミンや栄養素も一度に摂ることができるので、より肌を綺麗にすることや、美白になるような効き目を高めることができます。
組み合わせによっても変わりますが、ストロベリーは生で食べた方がビタミンや入っている栄養素を体に取り入れることができるので、あまり火を通す調理方法は好まれません。

栄養素が少なくなるだけでなく、生のままと加熱した時では、味にも大きな変化があるので、好き嫌いも大きく分かれます。
食べて栄養分を補給するだけでなく匂いにもリフレッシュできる効き目があります。

そのためアロマや入浴剤など、いろんな商品にストロベリーの香りは使われています。
ストレスを感じた時や疲労を感じた時はストロベリーの香りを楽しみながら、そのものを食べるとビタミンや栄養素で疲れを癒し、リフレッシュすることもできます。

ほかにもたくさんのいい効き目があり、ただ味が美味しいだけではない魅力があります。
いちご狩りや、生絞りジュースが人気なのはこのような効き目があるためです。
水分が多いため、食べ過ぎると、便通がよくなりすぎたり、下痢になってしまうこともあるので、適量や一日の摂取量をしっかり決めることが大切です。

食べ方さえしっかり守ると肌にもよく、体内にもとてもいい効き目を得ることができます。
ストロベリーは、サプリメントなどで補うより断然、美味しく栄養素を摂取できます。

ストロベリーと一緒に摂りたい食品

ストロベリーの疲労回復効果をアップさせる食品とは、まずチーズでしょう。

チーズにはビタミンB12が含まれています。
ビタミンB12には造血作用があり、そのビタミンB12の働きを良くするのが、ストロベリーにたっぷり含まれているビタミンCです。
ストロベリーはビタミンCの含有量が極めて多いことで知られています。
3~4個食べれば一日のビタミンCの必要摂取量が満たせるほどです。
ストロベリーのビタミンCでビタミンB12の働きを活性化し、造血作用をより強くできれば、酸素が体の隅々まで運ばれやすくなり、疲労回復効果が得られます。
また、鉄分の吸収にもビタミンCは欠かせないものです。
鉄分不足で貧血になりやすいことはよく知られています。
ストロベリーは血液を良い状態に保ち、疲れにくい体にするためにとても役立つわけです。
ビタミンCには強い抗酸化力によって、過酸化脂質の生成を抑制し、動脈硬化による脳卒中や心筋梗塞などを予防する働きもあります。

トマトのリコピンにも強力な抗酸化作用がありますから、一緒に食べればますますその効果がアップするでしょう。
また、ストロベリーやトマトやパイナップルのような酸味のある食品にはクエン酸が含まれています。
クエン酸には疲労回復効果がありますので、その面からも一緒に食べることによって、相乗効果が期待できます。

ストロベリーと食べ合わせることで疲労回復効果が期待できるものとしては、紅茶も挙げられます。
紅茶はコーヒーよりもたくさんのカフェインを含んでいます。
カフェインには疲労回復効果があります。
紅茶とストロベリーを一緒に摂ることによって、ストロベリーのビタミンCとクエン酸による疲労回復効果と、紅茶のカフェインによる疲労回復効果が同時に得られることになります。
たいへん理想的な食べ合わせと言えるでしょう。
疲れている時に、ぜひ実践したいものです。

バナナとは別に食べよう

強い酸味のある果物と、甘い果物は一緒に摂らないほうが良いとされています。
そのため、バナナとストロベリーは一緒に食べないほうがいいのです。

バナナが持つ酵素の働きを、ストロベリーの酸が妨げてしまい、消化に必要以上に時間がかかることになるようです。
フルーツタルトやケーキ、フルーツ盛り合わせなどで一緒に食べる機会の多い、ストロベリーとバナナですが、栄養をできるだけ効率良く摂取するためには、時間をずらすなりして別々に食べた方が良さそうです。

一緒にしていたほうが、おいしそうですし、食べてもいっそう美味なわけですが、栄養面を考え、単品で食べる習慣をつけておきましょう。
ストロベリーはお菓子の中でよく使われ、嗜好品のようなイメージももたれがちですが、たいへん栄養価の高い食品で、健康維持に役立ちます。
その豊富なビタミンCによってシミ・ソバカスを薄くできるなどの美肌効果が得られ、貧血、ガン、かぜ、気管支炎などの呼吸器病、などを抑止します。
また、肝細胞の機能を良くする成分も含まれています。

ペクチンを非常に多く含み、ペクチンの効果によってデトックスもできます。
虫歯の予防ができるキシリトールも含まれています。
また、ストロベリーの色素にはアントシアニンなどのポリフェノールも多く含まれていて、眼精疲労の回復に役立っています。
カルシウムや鉄分も含まれています。

たばこを吸う場合、ビタミンCの補給は欠かせません。
たばこを1本吸うごとに、約20mgのビタミンCが失われるといいます。
ストロベリー100gにはビタミンCが50mgから100mgも含まれています。
たばこを吸う人は、ストロベリーをこまめに食べるようにしたいものです。

ストロベリーは傷みやすいので、余った分は砂糖をまぶして冷凍しておくと良いでしょう。
必要なときに取り出してシャーベットのようにして簡単に食べられます。

ダイエットに美容にストロベリー

ストロベリーは低カロリーでダイエットサポートにも最適な果物です。
果物のなかでもビタミンが豊富な果物として知られビタミンCがしっかりと摂ることができます。
美肌作りにも欠かせないビタミンCをサプリメントなどから摂取する方もいるかもしれませんが、ストロベリーはそのビタミンCを簡単に1日に必要なビタミンCが摂れてしまう優れものなのです。
約ストロベリー3個から4個を食べるだけで1日に必要なビタミンCが得られるなんて女子には嬉しい果物です。

ビタミンCといえばレモンにたっぷり含まれていると思いがちです。
実際のビタミンCの含有量はストロベリーのビタミンCのほうがはるかに上回っているのも事実です。

シミの原因とされるメラニン色素の生成を抑制する働きで、美白効果も期待できポリフェノールの栄養素もあるので、アンチエイジングにも大変効果的です。
低カロリーで美肌にも心強い味方の果物、ストロベリーのパワーはまだまだあります。
それはストロベリーの栄養素に含まれるダイエットサポートの力です。

ストロベリーにはカルニチンの栄養素があります。
このカルニチンは脂肪燃焼の促進する働きを持っています。
ですから脂肪燃焼の働きが高まることで自然と太りにくい体へと変化することが期待できます。
低カロリーの果物ストロベリーは実際にどれくらいのカロリーなのでしょうか。
ストロベリーは100グラムあたりカロリーが約35カロリーです。

甘くて美味しいストロベリーを食べるだけダイエット効果を期待できるのは素晴らしいです。
ダイエット中はなにかと食事制限や甘いものを我慢しないといけないことも多いですが、この甘く栄養たっぷりの果物ストロベリーならばダイエット中でも積極的にいただくことができます。
甘いものが食べたくなったら果物のストロベリーをおやつがわりに食べることがおすすめな理由はこれらのことからわかります。

 

ストロベリーをドライフルーツでいただくと?

生の果物はジューシーな水分が魅力ですが、乾燥させた果物ドライフルーツもまた大きな魅力をもちます。
生の果物の低カロリーに比べドライフルーツにした果物は幾分か、カロリーが高い傾向にあります。
ドライフルーツのほうは美味しさが皮ごと濃縮され強い甘さを持ちます。
比較的、生の果物のように、たくさん摂取することができず食べ過ぎるということもありません。
また腹持ちもよいので空腹感の解消にも最適です。

ストロベリーを毎日の食事に取り入れる場合に自身の体質に合わせた摂り方が良いです。
生の果物はビタミンCを効率よく摂取できる半面、生で果物を食べることで体の熱を取る働きも得ます。
体が冷えやすい方は、体を冷やす働きが強すぎる場合もありますのでドライフルーツがおすすめです。

なぜなら、ドライフルーツには体の熱を取る作用がないからです。
また、ビタミンCを十分に得たい方はドライフルーツは生の果物に比べ、ビタミンCの栄養素が残されていない場合もあるので、ビタミンCを含んでいる果物のドライフルーツを賢く選ぶと良いです。
皮や種に含まれる栄養素を余すことなくいただきたい方にはドライフルーツはぴったりです。

ストロベリーのドライフルーツを食べて、生活習慣病の予防や美肌効果、便秘解消を実感しましょう。

ドライフルーツのストロベリーは、特にポリフェノールの栄養素を効率よく摂取することができます。
おなかの中で膨らみやすい特徴が、小腹がすいたときのおやつ代わりにも最適で空腹感を解消してくれます。
そのまま飲み物とおやつ代わりに食べてもよし、ヨーグルトにトッピングしたりパンと一緒にたべるなどさまざまなアレンジができます。
いつもの食事に栄養満点のドライフルーツを加えることで、少ない量でも大きな美容効果を得ることができます。
たくさん食べることが忙しくできない方にも少ない量で良いドライフルーツは最適です。