レモングラスは、イネ科のハーブで見た目はイネのような細長い葉を持っています。
その葉からはレモンのような香りがしてきます。
それがレモングラスという名前の由来です。
これはレモンと同じシトラールという芳香成分が含まれているためです。
レモングラスの精油はその葉から水蒸気蒸留法によって抽出されます。
レモンのような香りは気持ちをリフレッシュさせる効果があります。
運転時にリフレッシュしたかったり、集中力が必要だったりというときに最適なため、ドライバーの精油とも呼ばれています。
さらに、うつ気味な気分も和らげてくれます。
そんなレモングラスの効果や使用方法を紹介します。
レモングラスの香りは虫が嫌う匂いなため、レモングラスの葉をクローゼットに入れておくだけで虫がつかなくなりますし、虫除けスプレーの中にも入っている成分です。
虫が来ないだけでなく良い香りにリフレッシュでき、体臭が気になる方にもぴったりの一石3鳥のハーブです。
抗菌作用、殺菌作用もあり、水虫の治療にも利用されています。
ただ成分の8割を占めているシトラールは皮膚刺激を起こすこともあります。
ピリピリとするなら使用をやめるか希釈濃度を低くしたほうがよいです。
お肌へのトリートメントオイルやローションなどでレモングラスの精油を使う場合は特に低い濃度から試すようにしましょう。
他のもので作る場合であればボディ用なら1パーセント以下で、顔用ならば0.5パーセント以下の濃度で作るのが一般的ですが、レモングラスの場合、それだと刺激が強すぎます。
レモングラスには消化促進作用もあります。
胃の働きを助けて消化を促進するとともに脂肪の分解を促す作用もあるため、食べ過ぎて胃もたれしたときや、胸焼けしているときにハーブティーで飲みましょう。
抗菌作用、殺菌作用で風邪の予防や腹痛、下痢の緩和にも効果的です。
鎮痛作用があり、代謝と血行を促進するので、運動後の疲労回復にも効果がありますし、神経痛や頭痛も改善してくれます。
冷えが原因のむくみや肩こりにも効果があります。
血行を促進するので貧血予防にも使われます。
ハーブティーとして飲む場合、他のものとブレンドして飲むと更に飲みやすくなります。
甘みのあるラベンダーやゼラニウムやパルマローザを混ぜてもよいです。
同じハーブ系のローズマリーなどは相性も良くおすすめの組み合わせです。
アールグレイとブレンドしてもおすすめですし、血行促進してむくみ予防の効果を望むなら、クラリセージやグレープフルーツと合わせるのもおすすめです。
レモングラスは、トムヤムクンなどお料理にも広く利用できるだけでなく、レモンのさわやかな香りはお茶にも広く応用されているハーブなのです。
たくさんのハーブがありますが、女性に嬉しい効果がたくさんあるものの一つにレモングラスがあります。
名前にレモンと入っているので、それだけでも気持ちが良さそうな感じになる人もいることでしょう。
レモンの香味成分を含有しているため、香り自体もとても爽やかで心地よいので、お茶や精油などいろんな場面で大活躍しています。
そんなレモングラスですが、美容面でもいろんな効果があります。
例えば、抗バクテリア、抗菌作用がありますので、肌トラブルにも有効なのです。
皮脂の分泌が多い人にはそれをコントロールして毛穴の引き締めなども期待ができるので、ニキビが気になる人にもおすすめです。
皮膚にもハリを与えてくれるので、印象も若々しくなります。
また、日々忙しい中で体も疲れることがよくありますが、鎮痛作用や血行促進作用なども高いハーブなので、筋肉疲労や肩こり、腰痛などの緩和にも使うことが出来ます。
お風呂に入る時にもレモングラスを使う事で、冷え性の人であれば体もぽかぽかと穏やかに温まりますので、とても気持ちよくなります。
細かく切って目の細かい洗濯ネットや、水きり用ネットに入れて、20分ほど浸せば成分もしっかり抽出されます。
美肌効果で肌も、しっとりとつるつるになりますし、リラックスもできるので是非とも活用していきましょう。
使いやすい利用方法としては、やはりお茶にする事です。
気分がすっきりと爽快な気分になるレモングラスは、胃腸の調子を整えてくれますので、肌荒れなどが気になる時にも少しずつ飲んでみるといいでしょう。
食前や食後に飲むことで、食欲増進や消化器官の働きなどもサポートしてくれます。
きちんと食事をとる事は健康だけでなく美容のためにもとても大切な事です。
ストレスが溜まると美容にもよくありませんが、レモングラスはそうしたストレスの緩和にも使われます。
お茶にして飲むのもホッとすることができますし、またオイルを利用して香りを楽しむのもいいでしょう。
気分をリフレッシュさせて、やる気を出させてくれるハーブなのです。
女性も近年は社会に出て忙しく働いたりして美容に関心はあっても中々それを実現できない事も多いです。
手軽に利用できるレモングラスを使って、お茶にしたりアロマにしたりするなどして、どんどん生活の中に取り入れて、その効果を実感してみて下さい。
レモングラスは、日本だといろんなアロマやハーブティーなどに使われているという印象があるかもしれませんが、他の料理にもよく使われています。
元々は南インドやスリランカ、東南アジアなどに生息している植物なので、そのあたりでよく使われていたのです。
レモンをほうふつとさせる爽やかな香りは、多くの人々に愛されています。
料理で言えば、世界三大スープとして有名なタイのトムヤムクンにも使われています。
辛いのに酸っぱくて、それでいて独特の複雑な香りが病みつきになるスープです。
言葉としては、トムが煮る、ヤムが混ぜる、クンは海老の事を指しています。
爽やかさや酸っぱさはレモングラスが醸し出しているとも言われています。
豪快に海老が入っている赤いスープは食欲をそそります。
レシピもいろいろとありますが、タイの看板とも言えるようなスープですから、本格派のものを試してみるといいでしょう。
ただ、やはり香辛料も使って辛いので、辛さに強くない人は量を控えたりマイルドにしてみた方が食べやすいです。
この辛さを出しているのはタイの唐辛子であるプリッキーですが、日本では食材として手に入らない場合は青唐辛子でも代用できるので気軽にチャレンジしてみましょう。
【材料】
海老、鶏がらスープ、ふくろたけ、ココナッツミルク、しょうが、レモングラス、バイマクルー(こぶみかんの葉)、プリッキー、ライムの絞り汁やナンプラー、コリアンダー
【作り方】
1.海老は背わたを除いてから殻と身に分けます。
2.バイマクルーは葉脈を取ってから手でちぎり、しょうがはスライスしておいて、ふくろたけも食べやすい大きさにカットしておきます。
3.鍋でバターを溶かしてからにんにくを炒めて香り付けをし、肉を炒めます。
4.鶏がらスープを入れてさらに火を入れ、海老の頭や用意したレモングラス、バイマクルーなどを投入して煮込みます。
ココナッツミルクもこの段階で入れてしまいましょう。
5.沸騰した所で、プリッキーや海老の身、ふくろたけを入れてさらに煮込み、ナンプラーなどで調味をして出来上がりです。
辛いけれどもすっきりとした爽やかな酸味と香りは、一度、食べたらまた食べたくなってしまう味だというのもよく分かります。
レモングラスは胃腸を整え消化作用などもありますので、しっかり食べて活力を入れましょう。
海老の代わりに肉を使っても美味しく食べられます。
ハーブもたっぷり入っているので、滋養のある味わいが特徴です。
そんなレモングラスをアールグレイとブレンドしたティーもあります。
レモンのような爽やかさとアールグレイの香りは、素晴らしいバランスでブレンドされています。
美味しく材料がそろえば難しくないので、ぜひお試しください。