ペパーミントとは、
シソ科ハッカ属の多年草です。
和名はコショウハッカ、セイヨウハッカ。
ペパーミントは、古代ギリシア、ローマで浴用香料として利用され、また食物や飲料の風味付けに使われてきました。
原産地は世界各地であり、一般的に広く認知されているハーブで料理に使われるほか、
すっきりとした清涼感のある味が特徴で、ガムや歯磨き、マウスウォッシュ、
リップクリームなど日常生活にかかわりの深い植物ハーブと言えるでしょう。
ミントには種類が多く、スペアミントや日本薄荷(ハッカ)などが代表的であります。
更にはクリームや軟膏、入浴剤にも使われ、
近年では花粉症にも効果があることで春先に多くの需要があります。
ペパーミントは、西洋では古くから軽い病気の薬として利用もされていました。
花言葉は「あたたかい心、美徳」
・消化促進や、胸焼けなどに
ペパーミントには消化促進作用があるので、食べ過ぎ・飲みすぎなどで胃の調子が悪い時に消化を助けてくれます。
また、腹痛や胸焼け、胃けいれんなどの症状を緩和してくれます。
・口臭予防にも
口臭の原因となる消化器の不調を改善し、ペパーミント自体が持つ清涼感で、口臭を予防する効果もあります。
メンソールの成分が入っているため、目の覚めるような、鋭く強い清涼感がありますので
歯磨き粉やガムなどでもお馴染みの名前かと思います。
・香りには集中力向上やリフレッシュ作用、不眠症治療にも
香りには、頭と心をスッキリさせる効果があり集中力を高めたいとき、神経を鎮めたいとき、眠気覚ましなどに効果的です。
また、鎮静効果があり精神的な緊張を和らげ、イライラをしずめ、心身をリラックスさせてくれます。
無気力や抑うつを改善する精神安定化作用もあり、神経症などにも利用されてますし、不眠症治療としても効果的です。
乗り物酔いしやすい人は、ペパーミントティーを携行したり、香り袋(乾燥したハーブを小袋)に入れて持って行くも良いです。
注意点
効果的に万能ハーブですが、過剰摂取しすぎると粘膜を乾かせてしまう恐れがあり、
胃痛などを引き起こしますので、摂りすぎに注意してください。
また、母乳の抑制作用がある(母乳の出が悪くなる)ため、
出産後の多量摂取には注意が必要です。
作用まとめ
鎮静作用、鎮痙作用、発汗作用、利尿作用、抗菌作用、防腐作用、整腸作用
芳香性健胃、駆風
効能まとめ
風邪、胃もたれ、不眠、ストレス、口臭予防、消化促進