リコリス(甘草)はマメ科の植物で、ダイエットに効くハーブとして知られています。
甘草というと、日本の方がすぐにイメージするのは、漢方薬かもしれませんね。
これは、薬効や芳香、強い甘味を持つ非常に優れた薬用植物です。
長い歴史の中で、実に幅広く使われてきた植物、それがリコリス(甘草)なのです。
漢方のような東洋医学だけでなく、西洋でも様々な症状に有用なハーブとして古くから使われており、
嗜好品の風味付けや、甘味料としての側面もあります。
甘草という名前のとおり、根の部分は砂糖の50倍もの強い甘みがあり、
しかしながら砂糖と違って低カロリーのため砂糖の変わりの甘み成分として利用できるからです。
食べ過ぎや食事制限で弱った体内の胃や腸などの粘膜保護にも効果があるとされてます。
まず、その植生ですが、ユーラシア大陸から北アメリカまで、広い範囲で自生するマメ科の多年草です。
生薬としては根の部分をそのまま、甘味料や風味付けとしては、根を粉末やエキス状にしたものを使用します。
古くは、メソポタミア文明でも使われていたという記録が残っていますし、
古代エジプトや古代ギリシャでも、薬品として利用されていました。
甘草の名前の通り、
その独特の強い甘さのため、良く甘味料としても使われます。
その甘さの大元はグリチルリチンという成分になり
砂糖の50倍の甘さを持つとされています。
医学の父と呼ばれるギリシャのヒポクラテスは、
その著書の中で、リコリス(甘草)が喉の諸症状に効果的であるということを書き記しています。
喉のイガイガや、渇き、咳、喘息などの症状に効くということが、既に判っていたのですね。
日本では、リコリスが中国から漢方薬として入ってきたのが最初になります。
仏教伝来と共に渡って来たのち、江戸時代には栽培もされるようになりましたが、
現在では輸入品の方が多い状況です。
しかし、国産の甘草を安定して供給するべく尽力している企業もあります。
さて、リコリス(甘草)の薬効ですが、
これは主成分のグリチルリチンによるところが大きく、優れた抗炎症作用を有します。
喉の諸症状に効くというのは、この働きによるものですね。
合わせて、解熱作用もあるとされています。
根を煎じたハーブティーを飲むと、喉の痛みや熱の初期段階では、非常に効果的と言われています。
グリチルリチンは、低カリウム血症や血圧上昇などの副作用があるので、使用量には注意が必要です。
効能のまとめ
・花粉症の緩和、アレルギー症状に
・胃腸の保護
・ダイエットに活用出来る
・更年期障害や骨粗鬆症に
HP内より引用
北アメリカやヨーロッパでは、リコリスのお菓子が古くから親しまれています。
ひも状の形状で、真っ黒な色、飴というよりグミに近い歯ごたえがします。
子供から大人まで幅広く人気のあるこのお菓子は、
日本人の口には合わず、タイヤのゴムのようと酷評される味です。
リコリス単体ではなく、ハーブティーにブレンドするくらい少量で、
適量を飲み、利点を生かして健康に役立てていきましょう。
グリチルリチンの成分は飲み薬の他に、実は、目薬にも用いられます。
また、消炎作用や美肌効果、美白作用が注目され、化粧品にも応用されています。
嗜好品への使用として、有名なものはタバコの香料です。
甘味と風味を与え、タバコの喫味を良くするのに一役買っています。
また、アメリカでは、このリコリス(甘草)フレーバーの
ドリンク、ルートビアが愛好されています。
その他、リコリスを使った菓子、のど飴なども人気がありますが、
独特の香りゆえに、日本では好き嫌いが分かれる味と言われています。
ヨーロッパでは、リコリス(甘草)を使ったリキュールがポピュラーですが、
こちらも日本での人気は、まだこれからといったところでしょう。
ヨーロッパではドリンクなどで好まれているフレーバーですが、
日本ではほんのりと香料として使われる方が多いかもしれませんね。
リコリス(甘草)を摂取する際に注意点は、過剰な摂取です。
リコリス(甘草)の多量の摂取は、頭痛や嘔吐などを引き起こします。
適量を守ることが原則です。
高血圧な人は特に、症状が悪化しますから、気をつける必要があります。
リコリス(甘草)を摂取する際、ハーブだと安心して、漢方薬として長期間服用をしないことです。
リコリス(甘草)を含んでいる漢方薬を長期的に服用している場合、
高血圧の人は気をつける必要があります。
リコリス(甘草)は、解毒や抗アレルギー、
痛み止めや抗炎症などの薬効を持っている生薬でもあります。
リコリス(甘草)の主要有効成分はグリチルリチンですが、
これが腎臓内のホルモンの調整を妨げることになります。
体の中の不要な塩分を取り除いたり、必要になったら吸収したりするのが、
肝臓のホルモンの働きです。
しかし、ホルモン量の調整機能をグリチルリチンが妨げてしまうことになると、
腎臓の働きは乱れやすくなります。
そして、塩分を過剰に再吸収して、高血圧をさらに悪化させてしまいます。
長期的な使用は控えることが大切ですし、長期間にしても、それは数週間程度に控えるべきでしょう。
いくらハーブだから、漢方薬だからといって、安心しきって長期間たくさん使用するのは、
体にとってもマイナスとなることがありますから、気をつけなくてはいけません。
高血圧がある人は、リコリス(甘草)を摂取するときには、
服用している薬があるかどうかを確認しましょう。
服用している医薬品があるときには、正確な情報を医師に伝えておくことも必要です。
高血圧の適切な治療をするためにも、摂取していいものか、アドバイスも貰うようにしたほうが安心です。
リコリスは、和名では甘草と言われている、世界的にも歴史があるハーブです。
健康の効果としては素晴らしく、美肌効果やダイエット効果、
免疫力アップの効果や肝機能を向上する効果、それに胃腸の機能を高める効果などもあります。
炎症やストレスにも対抗する副腎皮質ホルモンの活躍も高めてくれます。
摂取の量としても、食品などに含むほどの量であれば、健康な人なら問題はないです。
摂取の期間としても、短期間であれば、健康にも害はないものです。
しかし長い期間ともあると、そうも言っていられないため、
4週間以上の長期を予定している時には、医師へ相談したほうが良いでしょう。
妊娠中の女性や、授乳中の場合も、摂取には注意が必要です。
リコリスから得られる甘みはお茶にしても強く、リコリス(甘草)をハーブティーで飲むと
しっかりと満足感を得ることができるからです。
ステビアや砂糖の甘みと違い、飲んだ瞬間よりも後から甘みが感じられます。
ただ入れすぎると甘みが増すだけでなく独特の臭みが出るので分量に気をつけましょう。
リコリスの粘膜を保護する作用によってとろみが生じます。
ティーにこのとろみが発生するのおかげで、
他のハーブにはない、口当たりにのど越しと満腹感が感じられます。
甘味料として利用できるので他のどのハーブとも相性がよく、
苦味やクセが強いものもブレンドすることでずっと飲みやすくなります。
利尿作用や消化促進、抗酸化作用などハーブによって効果効能はさまざまです。
組み合わせることでダイエット効果も更にアップします。
砂糖の約50倍の甘みを保持しているので、
簡単な考えで、砂糖50gがリコリス1gで事足りることになります。
リコリスの効果はダイエットだけではありません。
フラボノイドが含まれているため抗酸化作用があり、しみやそばかすを防いでくれます。
グリチルリチン酸が含まれているため肝臓の解毒作用が強く
慢性肝炎の治療やウイルス性肝炎の予防にも期待できます。
ウイルスへの抵抗力を向上させる作用もあるので食中毒の予防や
細菌への予防にも効果があり、うがい薬や歯磨き粉にも使用されています。
リコリスのとろみは体内の粘膜を保護する作用もあり
喘息や消化器系のトラブルも緩和してくれます。
このようにさまざまな薬効があり漢方薬にも多く使われていますが、
副作用があるため続けて大量に何ヶ月も続けて服用するのは避けたほうがよいです。
カリウムの排出を促すことから、低カリウム血症や血圧の上昇、浮腫などが表れるのです。
ホルモン活性の変化にも影響するので不整脈や心臓発作などを起こす可能性もあります。
妊娠中や授乳中の人、腎疾患や管疾患の人は摂取を控えたほうがよいです。
ダイエットティーとして、リコリスの入ったハーブティーをご紹介します。
セントジョンズワートとレモンバームなどの多様ハーブに、
ドライフルーツの角切りのりんごがゴロゴロと入ったハーブティーになります。
リンゴの自然な甘さとリコリスの甘さの組み合わせが、
さっぱりとしたハーブティーに程よい強さ甘さが、
大方の人達に飲みやすさと味の満足感を提供してくれる。
美味しい一品になります。
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ハーブティーのブレンドで20%がリコリスで構成されるハーブティーです。
リコリスの強い甘みは、初めて口にした人を大変驚かせる一品です。
フェンネルとカルダモンもブレンドされ、更に
シナモンとオレンジピールの良い香りも飲む人に、心からの安らぎをくれます。
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抗菌作用で有名なニュージーランド特産マヌカハニーが取れるマヌカの樹、
マヌカはマオリ語で『復活の樹』『回復の樹』と名づけられているように、
ニュージーランドの原住民に1000年も昔から、
実や花だけでなく葉や幹もさまざまな方法で利用されてきました。
その葉を使ったハーブティーの効果に、
ハーブティーの味を壊さない程度の量のリコリスは、
程よいまろやかさと甘みを演出してくれます。
ダイエット効果を実感するために飲んでみてはいかがでしょうか?
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