ローズヒップで美肌効果
女性が美しさをキープするには、日々のスキンケアや食事、運動など、様々なことに留意して生活するのが大切です。
特に、ビタミンなどの栄養素を効果的に摂取するというのは、美肌や美しいスタイルを保つために欠かせないことです。
そうした中、美容で人気のハーブといえば、ローズヒップです。
ローズヒップは、バラの実の部分です。
種類としては、ロサ・カニナという品種(ドッグローズとも)になりますが、この実の部分をハーブティーなどに利用します。
この実から採ったオイルを美容オイルとしてスキンケアに使うこともポピュラーです。
人気の理由は、そのビタミン含有の多さです。
美肌、特に美白に効果があるとされるビタミンとしては、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンP、の三つが挙げられます。
ビタミンPというのは、ポリフェノールの一種で、へスぺリジンといえばピンとくる方も多いでしょう。
これら三つのビタミンを多く含んだローズヒップは、美白のハーブとして人気が高いのです。
三つのビタミンが同時に体内にあることで、それぞれの働きを高め合う、相乗効果が生まれます。
美白以外でも、ビタミンCはコラーゲンの生成に大きく関与しており、このコラーゲンは肌のハリを保つ役割があります。
ビタミンEは、水分を保つのに重要で、肌の酸化物質を排泄してくれるとされます。
ビタミンPはこれらを熱から守る働きをし、ティーで飲むときにもビタミンが壊れにくいというわけです。
ローズヒップのおススメの摂り方は、ティーを飲んだ後の「出がらし」まで食べてしまうことです。
ビタミンが全てティーに溶けだすわけではないので、
出した後の実まで食べることで、無駄なく摂取することになります。
この「出がらし」は、そのままではちょっと食べにくいかもしれません。
そうした場合には、ハチミツをかけて召し上がってください。
ローズヒップ単品よりも、他のハーブとブレンドすることで美味しく頂けます。
特に相性が良いのは、ハイビスカスです。
その他、ローズヒップを使ったシロップやジャム、ビネガーなどを作り置きしておくのも良いでしょう。
市販のローズヒップは、熟した実を乾燥させ、カットしたものがほとんどです。
最後まで食べることを考えると、カットが細かいものの方が良いかもしれません。
有機栽培ものや野生品種ものなどがありますが、味の良さでは、やはり野生品種の方が勝っているような印象を受けます。
もちろんこれは、個人の好みにもよるでしょう。
美肌効果を最大限に持ち合わせているローズヒップは、水筒などに入れて毎日、飲む「常備ティー」にしたいくらいの優秀なティーだと思います。
皆さんも「綺麗」のためにローズヒップティーを始めてみてはいかがでしょうか?
ペパーミントで解毒作用&デトックス
ペパーミントはシソ科のハッカ属の多年草です。
その歴史は古代ギリシャ時代やローマ時代に香料として使用されたことが始まりだといいます。
国内ではセイヨウハッカと言われることもあるハーブのひとつです。
また西洋では古くから軽度の病気の薬として重宝され、健胃効果や解毒作用などがあったとされています。
ペパーミントに含まれる有効成分にはメントールや酢酸メチルを主成分として、フラボノイドやカロチノイドが含まれています。
その有効成分の数は実に1000種類以上とも言われており、非常に奥が深いハーブだと言われています。
ペパーミントはハーブティで飲むと、爽やかな味わいが特徴のフレーバーで、スーと鼻から抜ける香りはとても清々しく、スッキリとした気分にさせてくれるハーブティーです。
特にレモングラスとの相性は抜群で、新鮮なレモンの香りとペパーミントの爽やかな香りが美味しいミントレモングラスティーの完成です。
さらに、様々な他のハーブとの相性が良いので、多くのブレンドティーで使用されているという特徴もあります。
この殺菌作用は風邪などの細菌やウィルスにも効果的で、風邪を引きやすい季節に飲むと良いとされています。
ペパーミントには体内に溜まった毒素を排出してくれる働きがあり、体内の不要な毒素を排出して代謝を高めるデトックスの作用があることでも人気です。
さらに、ペパーミントには有効成分のメントールやミントポリフェノールの働きで、アレルギー症状の緩和にも効果を発揮するといいます。
花粉症などのアレルギー症状には、ミントティーを飲むことを習慣化すると良いようです。
ペパーミントの爽やかな芳香成分には、精神的な緊張や不安など高ぶった神経を鎮める作用もあります。
興奮してイライラしがちな時や強い緊張を感じた時には、ペパーミントティーを飲んでリラックスをするのがおすすめです。
さらに、アロマオイルやハーブを用いて入浴の際に利用して、アロマバスを楽しむ方法もあります。
アロマバス入浴の後にハーブティを飲むことで、ますます一層の効能が期待できると言えそうです。
ペパーミントが良いとされる3つの理由
ペパーミントを食後に使ったほうがいい理由は主に3つあり、それぞれに優れた利点があります。
ペパーミントの効能は実に多く、体内に様々な良い影響をもたらす効果が高いことで知られています。
1つ目の理由として、口の中をさっぱりとさせる点を挙げることができます。
有効成分のメントールのおかげで、清涼感のある芳香が口の中に広がります。
この清涼感のおかげで、肉料理を食べた後の重たい後味も解消できます。
油っこい食事をする際に飲用すると、口の中をスッキリとさせる効果があるといいます。
デザートのアイスに添えるだけでも、爽快感が明らかに違ってきますし、
焼肉などのニンニクを多用する料理の後に食べても、メントールのおかげで口臭を抑えることができます。
精油成分として、リモネンなども含んでいますから、芳香がとても複雑になるのも特徴です。
食べ過ぎや飲み過ぎなどで胃の調子が不調な時に、消化機能を助けてくれる効能がありますし、胃の不調に伴う胸やけや腹痛などの緩和にも良い作用をもたらします。
2つ目の理由としては、眠気を抑えられる利点を挙げることができます。
ペパーミントという英名の通りで、辛さによって眠気を覚ますことができます。
漢方の五性でも辛味となり、五味は苦味に分類されます。
清涼感のあるハーブの代表として、ガムやキャンディーの材料として多用されています。
ペパーミントのガムを噛むことで脳を刺激しますが、芳香によって相乗効果も期待でき、口の中はさっぱりとするため、運転中に食べることも多くなります。
運転中の眠気防止のためだけでなく、受験勉強中の集中力を高めるためにも利用できます。
おすすめな理由の3つ目としては、芳香性の健胃効果を取り上げることができます。
芳香性健胃とは、ハーブの芳香によって胃の調子を復活させることです。
カレーの香りによって食欲が増進するのも、ウコンやカルダモンなどのスパイスのおかげです。
ペパーミントの芳香については、生姜やウコンとは明らかに違う魅力を持っています。
他の植物にはないような清涼感があるために、古代ローマの人たちも大いに活用しました。
食欲がなくて胃の調子が弱っているときには、温かくしたペパーミントティーを飲めば効果的です。
ペパーミントはハーブティーには欠かせないもので、西洋では健胃や消化促進のために古くから愛用されてきました。
3つの理由の他にも、防腐や抗菌などの効果もあります。
ポプリにしたものは、臭いが気になる靴箱に入れておけば、芳香によって爽やかになります。
さらに漢方においても、他の生薬の臭いを軽減するために使われます。
解熱の効果もあるために、風邪のときにペパーミントティーを飲むこともおすすめです。
ハーブティーにするときには、適量を守って濃く淹れないようにしましょう。
体調によっても分量を調整すれば、健康的に楽しむことができます。
いろいろな活用方法や効能効果があるハーブです。
ミントポリフェノールの効果
、ウォーターミントとスペアミントの交配種が、ペパーミントです。
ペパーミント系と、スペアミント系が、ミントにはあります。
ほんのりと甘い香りが心地よいのは、スペアミントになり、メントールを含む量が多いのは、ペパーミントです。
ペパーミントでには、ミントポリフェノールが含まれており、これが注目を集めています。
ポリフェノール成分であり、アレルギーなどの緩和に役立つ効果があるとわかったのです。
国民病とも言われるようになった、花粉症にも効果があるとして、関心を持つ人は増えています。
実は今までは、香りの成分を抽出したら、葉はそのまま捨てられていました。
しかし、そこにこそ重要な成分があったのです。
今まで、破棄されていた葉っぱには、ポリフェノールの有効成分が発見されたのです。
それが、ルテオリン-7-O-ルチノサイドという成分です。
作用としては、鼻に感じる粘膜の腫れの症状も、抑えるといった作用があります。
ミントであってもクールミントや、スペアミントなどには、ほとんどこの成分は含まれてはいません。
ミントポリフェノールの成分は、性質的にも水に溶ける物質です。
そのため摂取するには、お茶にして取り入れるのが良い方法となります。
お茶にすれば香りもありますから、より効果が期待できます。
ロイコトリエンやヒスタミンなど刺激細胞を持つ肥満細胞に、花粉症であればその花粉が反応し、肥満細胞より、それらの刺激物質は、放たれることになります。
それが、目のかゆみやくしゃみ、鼻水とか鼻づまりなどの症状を引き起こします。
このミントポリフェノールの成分は、ロイコトリエンやヒスタミンが放たれるのを、その前に押さえる働きがあると考えられており、
実験においては、飲む始めてから、しばらくして症状にも変化が出たと言われています。
変化が出たのは、2週間から3週間の期間であったため、花粉飛散前からの摂取がよいでしょう。
ペパーミントは、花粉症を予防し、改善する効果がありますから、毎年花粉に悩まされている人であれば、トライしてみる価値はあるでしょう。
ペパーミントティーにすることによって、手軽に香りを楽しみながら摂取することができます。
すがすがしい香りを楽しみながら、アレルギーの予防や改善ができるのは、まさに一石二鳥です。
ペパーミントは、精神を安定させたり、美肌効果もありますので、1石4鳥にも成り得ます。
花粉症をお持ちのかたは、ぜひ、生活の中に取り入れてみてほしいハーブです。
ハーブの足湯でデトックスを~サンダルウッドの活用
アロマテラピーやハーブは、私たち現代人を健康な状態に導き、癒しを与えてくれる大自然からの恩恵です。
ストレス社会と言われる現代では、病気とまではいかなくても、潜在的な不調を抱える人や、緊張状態にある人が非常に多いのが現実です。
そのはけ口や解決法が見いだせないままでいると、精神的不安が大きくなり、不眠、免疫力の低下に繋がってしまいます。
そうなる前に、自分の身体や心と向き合い、リラックスする時間を確保することが大切です。
その一つとして、アロマオイルやハーブを活用した足浴によるリラックス方法があります。
足浴により、身体がよく温まると、全身の血流が良くなります。
内臓の働きが活発になるとともに、身体に溜まった老廃物が一気に排出され、血液が綺麗になっていくのです。
いわゆる「デトックス」と言われるものですが、そこに、特定のハーブやアロマオイルを加えることで、更なる相乗効果が期待できます。
夜におすすめなのが、サンダルウッドと呼ばれるものです。
サンダルウッドは中国や日本では「白檀」として知られており、インド寺院で瞑想の際の薫香として使われている香木です。
足浴には、アロマオイルのエッセンスやハーブティーを使用しましょう。
サンダルウッドのオイルの特徴は、黄色っぽく、やや粘り気があることです。
木の中央部分からエッセンスを抽出している為、香り高く、まるで地に足が着くような安心感と安定感が感じられるでしょう。
少し熱めのお湯を盥、またはお風呂に入れ、サンダルウッドのエッセンスを数的入れてかき混ぜます。
この時、バスソルトなどを一緒に入れると、更なるデトックス効果が期待できます。
蒸気とともに立ち上る香りの中で深呼吸しましょう。
サンダルウッドには安眠、深いリラックス、緊張感や不安を解きほぐす力があります。
その為、朝よりも夜の使用をおすすめします。
ある実験では、足浴などでサンダルウッドの成分が皮膚を通して血液中に入り込むことによって、睡眠障害が改善したという事例があります。
その他、弱った免疫力を高める効果もあり、特に気管支炎や扁桃炎の緩和、抗菌などに高い効果を発揮します。
サンダルウッドの足浴で、血流が良くなり、免疫力が高まると、身体に溜まった老廃物や疲れがスムーズに排出されるようになるでしょう。
温かいお湯と素晴らしい香りの中で、目をつぶれば、まるで瞑想をしているかのようなリラックス感が得られます。
足浴だけでなく、ハーブティーバス(ハーブ風呂)を利用する方法もあります。
様々なハーブをブレンドしたハーブティーには、飲むだけでなく美肌などの効果も作用するハーブが含まれていることはもちろん、リラックスできる香りもあり、ハーブティーバスは心身ともにリラックスできる方法です。
古代から多くの人に愛されてきたサンダルウッドで、心と体のバランスを取り戻しましょう。