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喉のイガイガに効果アリ?!ハーブ・リコリス(甘草)の歴史

喉のイガイガに効果アリ?!ハーブ・リコリス(甘草)の歴史

  |   ハーブについて(種類別)

リコリス(甘草)とは・・・

リコリス(甘草)というと、日本の方がすぐにイメージするのは、漢方薬かもしれませんね。

これは、薬効や芳香、強い甘味を持つ非常に優れた薬用植物です。

漢方のような東洋医学だけでなく、西洋でも様々な症状に有用なハーブとして古くから使われており、
嗜好品の風味付けや、甘味料としての側面もあります。

長い歴史の中で、実に幅広く使われてきた植物、それがリコリス(甘草)なのです。

まず、その植生ですが、ユーラシア大陸から北アメリカまで、広い範囲で自生するマメ科の多年草です。
生薬としては根の部分をそのまま、甘味料や風味付けとしては、根を粉末やエキス状にしたものを使用します。

古くは、メソポタミア文明でも使われていたという記録が残っていますし、
古代エジプトや古代ギリシャでも、薬品として利用されていました。

 

甘草の名前の通り、

その独特の強い甘さのため、良く甘味料としても使われます。

その甘さの大元はグリチルリチンという成分になり

砂糖の数十倍の甘さを持つとされています。

 

リコリス(甘草)の効果と利用方法

リコリス(甘草)の効果効能とは?

医学の父と呼ばれるギリシャのヒポクラテスは、
その著書の中で、リコリス(甘草)が喉の諸症状に効果的であるということを書き記しています。

喉のイガイガや、渇き、咳、喘息などの症状に効くということが、既に判っていたのですね。

 

日本では、リコリスが中国から漢方薬として入ってきたのが最初になります。

仏教伝来と共に渡って来たのち、江戸時代には栽培もされるようになりましたが、
現在では輸入品の方が多い状況です。

しかし、国産の甘草を安定して供給するべく尽力している企業もあります。

さて、リコリス(甘草)の薬効ですが、
これは主成分のグリチルリチンによるところが大きく、優れた抗炎症作用を有します。

喉の諸症状に効くというのは、この働きによるものですね。

合わせて、解熱作用もあるとされています。

根を煎じたハーブティーを飲むと、喉の痛みや熱の初期段階では、非常に効果的と言われています。

グリチルリチンは、低カリウム血症や血圧上昇などの副作用があるので、使用量には注意が必要です。

 

効能のまとめ
・花粉症の緩和、アレルギー症状に
・胃腸の保護
・ダイエットに活用出来る
・更年期障害や骨粗鬆症に

HP内より引用

飲む以外の利用方法とは?

グリチルリチンの成分は飲み薬の他に、実は、目薬にも用いられます。
また、消炎作用や美肌効果、美白作用が注目され、化粧品にも応用されています。

 

嗜好品への使用として、有名なものはタバコの香料です。

甘味と風味を与え、タバコの喫味を良くするのに一役買っています。

また、アメリカでは、このリコリス(甘草)フレーバーの
ドリンク、ルートビアが愛好されています。

その他、リコリスを使った菓子、のど飴なども人気がありますが、
独特の香りゆえに、日本では好き嫌いが分かれる味と言われています。

ヨーロッパでは、リコリス(甘草)を使ったリキュールがポピュラーですが、
こちらも日本での人気は、まだこれからといったところでしょう。

ヨーロッパではドリンクなどで好まれているフレーバーですが、
日本ではほんのりと香料として使われる方が多いかもしれませんね。

 

リコリス(甘草)を配合したハーブティー各種