レモングラスとは、
アジア料理およびカリブ料理でよく使用されるハーブです。
レモンの香味成分であるシトラールを含有しているため、
レモンのようなフレッシュな風味があり、乾燥させて粉末状にして使用したり生で利用することもあります。
別名『レモン草』
レモングラスは、インド、熱帯アジア原産で、
レモンバーベナ、バームと並んでレモンに似た香りを持つ植物で、すっきりとした味と香りが特徴です。
これら3つのハーブは飲みやすくブレンドもしやすいのが利点で、一緒にブレンドすると風味の幅が広がります。
また、ローズヒップやミントとの相性が良く、ブレンドに適しているハーブです。
フレッシュでもドライでも使用できますが、味も香りもフレッシュのほうが格段に良いのが特徴です。
レモングラスは西インドグラスレモンと東インドレモングラスの2種類があり、細長い葉が伸び夏場に大きく育ちます。
レモングラスの放つレモンのようなすっきりとした香りは、眠気を覚まし、気持ちをリフレッシュさせてくれます。
また、うつ気味な気分も和らげてくれます。
抗菌・殺菌作用があり、風邪の予防や腹痛、下痢の緩和にも効果があります。
レモングラスに含まれる精油成分には抗菌作用や抗真菌作用があり、
水虫にも効果があるため水虫対策にも利用されます。
香りの成分に、虫が嫌う成分を含むため防虫にも効果があるとされており、
また、足の臭い消しにもなるため靴の中にハーブの袋を入れておくのもおすすめです。
レモングラスはキッチンハーブとして東南アジアのエスニック料理によく使われており、
胃の働きを助けて消化を助け、
胃腸のガスを除く作用や脂肪の分解を促す作用、疲労回復に効果があります。
食べ過ぎて胃もたれしたときや胸やけのするときなど、
レモングラスのハーブティーがおすすめです。
他にも血行を促進し、貧血を予防する効果があるといわれています。
インドでは「冷やすハーブ」として感染症治療や解熱に使用したり、母乳の出をよくする作用を活用していました。
作用まとめ
健胃作用、駆風作用、消化促進作用、抗菌作用、抗真菌作用、
殺菌作用、胃腸の不調改善、鎮痛作用、抗炎症作用
効能まとめ
美肌、消化促進、駆風、抗菌、殺菌、虫除け
・ビタミンC
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ナイアシン
・カルシウム
・鉄
・マグネシウム
・カリウム
レモングラスにおける注意
レモングラスは子宮を収縮させる効能があるハーブなので、妊娠中の方は多飲用は控えるようにしましょう。
・入浴剤として使用する
レモングラスは殺菌作用もあるので、粗く切って目の細かい洗濯ネットや、
キッチンの水切り用ネットなどに入れて、お風呂の入浴剤として使うのも良いです。
足浴にもおすすめで、アロマテラピーで使う精油よりも、ハーブとして使用したほうが皮膚に対して刺激が少ないので
洗面器にハーブティーを入れ、お湯で薄め足浴をすると良いでしょう。
・消臭剤として使用する
ドライハーブをポプリとして、
クローゼットや靴箱に入れれば消臭剤として利用
部屋に置いても効果的です。
・防虫剤として使用する
網に入れたレモングラスを
洋服箪笥に一緒に入れておく
※消臭剤としても効果あり
・虫よけにもなる
玄関などにレモングラスの鉢をおいて、玄関から入ってくる虫よけにする
※上記、記載の消臭材としても、
科学製品と違い天然植物なのでとても人気が高いです。
・レモングラス軟膏として使用する方法
※レモングラス軟膏の作り方
材料
・ミツロウ:10g
・スイートアーモンドオイル:50ml
・レモングラスエッセンシャルオイル:10滴
・シアバター:少々
作り方
1、ビーカーにミツロウとスイートアーモンドオイルを入れ、湯銭にかけ、よくかき混ぜます。
2、手順1が溶けたら、クリーム容器に入れ、粗熱をとります。
3、粗熱がとれたら、レモングラスエッセンシャルオイルを入れてさらにかき混ぜます。
4、最後にシアバターを入れ、かき混ぜたら出来上がりです。