エルダーフラワー 基礎知識と効能効果、作用について

バニラ 基礎知識と効能効果、作用について
2016年10月2日
オレンジの皮 (オレンジピール) 基礎知識と効能効果、作用について
2016年10月3日

エルダーフラワーとは、
ニワトコ属の花のことであり、
花序とショ糖、柑橘類などで煮詰めて作ったコーディアルという飲み物は、
日本でも知られています。

 

エルダーフラワーの原産地など

 

エルダーフラワーの原産地は世界各地であり、世界各地で繁殖されています。

ハーブティーにしても飲みやすく、
豊かな香りとほのかな甘さを感じることができるため様々なハーブティーに重宝されています。

 

イギリスやオーストラリアでエルダーフラワーコーディアル(Elderflower cordial)と呼ばれ、
カルピスのように、水で薄めて飲用されてます。

カルピスウォーターのように薄めずに飲める
エルダーフラワー(Elderflower)と呼ばれているレモネードタイプもあります。

 

オーストリア、ドイツなどではホルンダーブルューテン(Holunderbluten)と呼ばれ、
水や炭酸水で割って一般に広く飲用されています。

そして、このエルダーの花はマスカットのような香りを放ちます。

 

花言葉は「思いやり、熱心さ、哀れみ」で、
ヨーロッパでは、とても馴染みの深いハーブで、
古くから魔除けの力があると信じられ、様々な伝説や迷信が残されています。

 

欧米においてエルダーフラワーは「インフルエンザの特効薬」と呼ばれていたり、
多様な効能から「万能の薬箱」とも呼ばれます。

 

人々の生活と密接な関係があるニワトコには、色んな不吉な伝承もあり、
ユダはニワトコの木で首を吊ったと言われてます。

 

また、花以外にも実はエルダーベリーとして使われ、
実にはアントシアニンという抗酸化作用のある成分が含まれ、
老化の原因となる活性酸素に効果があることで知られています。

 

余談ですが、
世界的なベストセラーとなったファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズの作中では、
死の秘宝のひとつである最強の杖の材料として選ばれています。

エルダーフラワーの効果や効能

 

・花粉症や鼻炎などの呼吸器系に

エルダーフラワーは、
粘液を浄化して呼吸器の気道をきれいにしてくれる効果があります。

発汗作用や、アレルギー性の鼻炎や花粉症などのカタル症状(鼻水・鼻づまりなど)緩和にも効果もあり
風邪やインフルエンザの治療に用いられてきました。

 

そのため春先などに飲むのもおすすめです。

また、ヤローやアイブライト、ネトルなどとブレンドすると一層効果が高まるため、
多くのハーブティーなどに利用されているブレンドです。

 

・デトックス作用に

利尿作用と発汗作用に優れており、
体内に溜まった毒素の排出を助けてくれるので、
むくみなどの解消にも効果があります。

 

 

作用まとめ
利尿作用、発汗作用、去痰作用、抗炎症作用、抗ウイルス作用、粘液の浄化作用、収斂作用
※(実)緩下作用

 

効能まとめ
風邪予防、むくみ、利尿、うつの改善、リラックス、美白効果

主な作用部位:耳鼻咽喉、皮膚、消化器系

使用部位:花、実

 

エルダーフラワーを含む主な商品