レモンバームの効能!ティーに料理にお風呂に使用用途はたくさん
目次
レモンバームとは・・・
レモンバームは人気があるハーブの一つです。
南ヨーロッパ原産のシソ科に分類されるハーブで、セイヨウヤマハッカという和名もあります。
「バーム」という名は、バルサム(香膏の意)を縮めたもので、『レモンように香る固体』から来ています。
学名は、Melissa officinalisとなり、レモンバームは別名「メリッサ」とも呼ばれます。
属名のギリシャ語「メリッサ」は、ミツバチの意味で
レモンバームが付ける白い小花は、ミツバチに非常に人気があり、よく集まってくるのです。
砂糖の精製技術のなかった頃には、ハチミツという甘味は実に貴重なものでしたし、
また薬用として重宝された経緯もありますから、こうしたハチミツの蜜原となる植物は非常に大切だったわけです。
名前ひとつ取っても、その歴史的背景が見えてきて、面白いものですし、
マヌカハニーなどのニュージーランドを代表する産業の一つ、
「蜂」繋がりも少し感じてしまいますね。
種小名は、ラテン語で薬用を意味する言葉になり、英語名の由来は、実際の香りによってよく分かります。
レモンのような爽やかな香りがあるのは、シトラールという成分で香りと英語名が共通するためです。
加えて、甘い香りや草の香りなども合わせ持ち、爽やか且つ優しい芳香です。
リラックスティーやマヌカデトックスティーにブレンドされています。
レモンバーム人気の理由の3つ
人気の理由はいくつもありますが、
大きく分けて3つにわかれます。
栽培が簡単なこと
1つ目は、栽培はとても簡単で極めて強健な性質を持っており、
生育が早く比較的寒さ暑さにも強く丈夫で繁殖率も高いので
家庭の庭で明るい日陰となる水はけの良い環境であれば次々と繁殖して大きく成長し勝手に増えていきます。
プランターでも簡単に栽培ができますが、できれば地植えのほうが管理がしやすく人気です。
香り良さと料理などの利用方法があること
2つ目は、レモンバームが料理で使いやすいのは、
誰にとっても親しみやすいレモンのような香りのするハーブでなので人気が高く。
鮮度の良い葉を刻んだものは、サラダドレッシングの材料としても使えますし、
酢の酸味と見事に調和して、魚やハムなどの旨みを引き立ててくれます。
芳香のおかげで食欲も増進するため、夏バテしやすい時期には何かと重宝します。
風味をさらに良くするためには、フェンネルや、ディルなどとブレンドすることも賢い方法です。
デザートで使う場合には、ミントとブレンドすると芳香がさらに爽やかになります。
ケーキに加えることで、レモンバームの芳香がマイルドになって残りますし、
バターとの相性も良いですから、マドレーヌなどの焼き菓子の香りづけとしても使えます。
プリンやゼリーに添える場合でも、素晴らしい芳香と鮮やかな色によって見た目が良くなります。
レモンバームの葉の色は変化するもので、緑色の部分に黄色の模様が入り込み、
緑と黄色の色合いの美しさがあるために、アイスクリームに1枚だけ添えてアクセントにしても楽しむことができます。
様々な健康効果があること
3つ目は、他のハーブと同じようにやはり注目を浴びています。
香りもよく、特にヨーロッパでは昔から長寿のハーブと呼ばれて親しまれて、
そして、ハーブティーにして淹れると、頭痛や気管支炎に対して効果的な飲み物となります。
レモンバームのハーブティーを毎日のように飲むことで、健康を維持する伝統が西洋にはあるのです。
朝の時間に飲めば、芳香によって眠気が覚めて脳にも良い刺激を与えます。
ハーブティーにするときには、使いすぎには注意して、適度な濃さに調整することが大切です。
レモンバームの効能
その効果も種類が多く、高血圧などにも良いですし、頭痛の緩和やストレスの解消にも役立ちます。
脳の活性化や、なんと若返りまで期待できるという事ですから、とても気になるのではないでしょうか。
それに、身近な病気の一つである風邪にも対策をしていく事が出来ます。
多種多様な効果がある中で、レモンバームは発汗作用を促し、
冷却効果のあるハーブであることから、発熱性の風邪にもよく効くのです。
上記のように発汗も促してくれますから、たっぷり汗をかくことで治りやすくなります。
循環器系の働きを沈静化させてくれて、血圧を下げてくれる効果や心拍も整えてくれます。
リフレッシュ効果もありますので、疲労で溜まったストレスなどもすっきりとさせてくれるなど、
レモンバーム一つでいろんな効果が得られるのが有難いポイントになるのではないでしょうか。
風邪を引くと、せきなども出てつらいものですが、消化器官にも働きかけてくれますので、
吐き気が出てもそれを抑えてくれたり、消化不良なども軽減してくれます。
風邪を引くと食欲もなくなりますが、
食前に少し飲むだけでも食事を摂って早く元気になろうと思えてくるでしょう。
レモンバームの健康効果は本当に数が多いです。
解熱作用もありますし、消化を促し食欲も増しますので、
風邪の引き始めに飲むことで早めの対策をしていく事が出来ます。
レモンバームの利用方法
飲食で使用する
何より、手に入りやすいですから、お茶や普段のお菓子、
料理などにも使う事でふんだんに食生活に取り入れられるのも便利です。
良いレモンの香りがするのに酸味もないので飲みやすいですので、
冷たく冷やして水分補給に利用してもいいですし、
寝る前に温かなものを用意して飲んでから眠るというのもいいでしょう。
単品で、そのままお茶として飲むのもいいのですが、他のハーブとも相性がいいので、
いろんな効果があるものとブレンドする事でさらに健康のために役立てる事ができます。
レモンバームの入ったハーブティーを紹介。
お風呂にいれてハーブ湯に
お風呂に入れて入浴剤(ハーブバス)としても使うことができます。
ちょっと寒いと思ったら、発汗作用のあるレモンバームを
たっぷり入れて汗をかいて元気になりましょう。
香りを全身で楽しみたいときには、お風呂に入れることもおすすめです。
さらに、入浴用として使うときには、ミントやラベンダーなどとブレンドして、
好みの香りにしてハーブティー風呂を楽しむこともできます。
レモンのような爽やかな香りのため
非常に重宝するハーブの一つと言えるでしょう。
お掃除や家事にレモンバームウォーター
レモンバームをスプレーボトルに入れて
匂いの部屋の気になるところに吹きましょう
レモンの香りでリフレッシュ
手軽に作れる香り袋
生のレモンバームを天日乾燥させて
お洒落な布の袋に入れて、お手軽サシェの完成
カバンに入れておけば
カバンを開けたら、レモンの香りで気分爽やか♪
レモンバームのシトラールには、精神を安定させる作用があるために、
イライラを解消するためにも役立ちます。
ローションなどにも
ティーの残りをローションとして使ったりします。
これは、顔にも頭皮にも使えます。
ブレンドティーにする場合は、ミントやカモミール(カモマイル)との相性が良いでしょう。
香りによるリフレッシュには、精油をアロマランプなどで温める芳香浴などの方法がありますが、
精油は直接皮膚に触れると刺激が強いものですから、注意して使用なさって下さい。