レモンバームとは、
シソ科の多年生のハーブで、名前の通りレモンのような香りのするハーブで
形は、ハートのような形で、縁がややギザギザになっている葉に特徴があり、メリッサとも呼ばれます。
古代ギリシア名ではレモンバームを蜜源植物として珍重していたことが分かっています。
ギリシア語でメリッサ(Melissa、メリッタとも呼ばれる)は蜜蜂を意味しており、メリッサという名はこれに由来します。
南ヨーロッパ原産です。
和名はコウスイハッカ(香水薄荷)、セイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷)と呼ばれています。
葉はシトラールを含み、ハーバルでフローラルな、名前の通りレモンを思わせる香りがします。
初夏から初秋にかけて、蜜を持った小さな白い花もしくは黄色い花をつけ、その花にミツバチが好んで寄るため
はちみつの生産に重宝されていて、学名にもミツバチを表す『メリッサ』として、
古くから若返りのハーブの1つとして愛されてきました。
・抗鬱作用の改善
一番の効能は、精神的問題の改善だとされてます。
抗うつ作用があるといわれており、レモンのさわやかな香りで
不安な気持ちや緊張を和らげ、幸福な気分にしてくれます。
また、気分の落ち込みや精神の高揚が鎮まり、気持ちが明るく前向きになることで
リラックス効果や鎮静作用が期待できます。
・抗酸化作用や花粉症などのアレルギー緩和に
レモンバームには、ポリフェノールが豊富で抗酸化作用に優れており、
抗菌作用や抗ウイルス作用があることから、
花粉症などのアレルギー緩和効果やアレルギーの予防になるともいわれています。
・不眠症や生理不順、消化器系の不調改善
不眠症や生理不順にも効果があるとされてます、
消化器系の不調にも作用し、消化不良を和らげ、胃の調子を整えてくれます。
・解毒作用や抗炎症作用
風邪のときに温かなレモンバームティーを飲むと、
発汗を促進して体温を下げ、毒素の排出を助けるとされています。
また、殺菌消毒作用と抗アレルギー作用・抗炎症作用があり、
創傷や虫刺され・ニキビを始め、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、湿疹など痒みを伴う皮膚炎症緩和に有効と言われています。
また、ヘルペス対策にも利用されています。
・フケ予防や、脂肌の改善
収れん作用によって肌の皮脂分泌を抑制してくれますので、
脂性肌の方や頭皮の脂っぽさが気になる方にも適しています。
フケ予防にも有効とされてます。
効果まとめ
収れん、鎮静、鎮痛、健胃、消化促進、強壮、解熱、解毒、消化促進、抗うつ、抗菌、駆風、血圧降下、発汗
効能まとめ
リラックス、デトックス、肌荒れ改善、免疫力向上、抗アレルギー、便秘、ダイエット、冷え性
その他の使用方法
・入浴剤として利用する
香りにより、リラックス効果やストレス改善に効果があります。
・フェイシャルスチームとして利用する
フェイシャルスチーム時に利用することで美肌効果があります。
・リキュールや料理の香り付けに
生の葉を肉や魚料理のソース、ドレッシングに刻んで加えるとさわやかな香りづけになるほか、
他にもシャトルーズやベネディクティンのリキュール、
クラレットのようなワインから作られるアルコールに利用されたりします。