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ダージリン、アールグレイ、ラベンダー……心落ち着くティーと暮らす魅力

紅茶の効能と魅力

紅茶は、チャノキの茶葉を原料として酵素発酵によって製造しますが、
精油成分を加えて着香を行うこともあります。
 
フレーバーティーの代表的なものとなるアールグレイは、ベルガモットで着香をした紅茶です。
 
19世紀に大英帝国の首相を歴任した第2代グレイ伯爵に由来するとされ、
高貴な香りによって紅茶の魅力を際立たせてくれます。
 
 

・アールグレイティーについて

アールグレイの芳香は非常に強いために、初めて飲む場合にはアイスティーにすることもあります。
 
冷たくするとベルガモットの芳香がマイルドとなり、爽やかな香りを程よく楽しめます。
 
ベルガモットの芳香には精神を癒やす作用があり、日々の不安を和らげるためにも有効です。

ベルガモットの効果や効能

ベルガモットの香りには、リラックス効果があり、
気分をリフレッシュさせる働きがあるので、心を明るく上向きにしてくれます。
そのため、紅茶の他にアロマオイルにも使われます。
防虫効果もあり、虫よけとして利用されることもあります。

スコーンやマフィンなどお菓子の邪魔をせず、
しっかりとどちらの味も風味も味わえるのが紅茶の魅力。
 
また、紅茶に含まれているテアフラビンがインフルエンザウイルスなどを不活性化させて
体外に排出してくれるとも言われています。
 
このテアフラビンの凄いところはA型ウイルスであろうが、B型ウイルスであろうが
ウイルスの種類に関係なく作用してくれるところにあるのです。
 
血液をサラサラにしてくれたり、胃酸の働きを活発にしてくれる作用から消化器系を補助してくれたり、
消化作用をサポートしてくれる効果もあります。
 

・ダージリンティーについて

ダージリンは着香を行わない紅茶ですが、シャンパンのような芳香がする紅茶として世界的に有名です。
 
インドの産地名がダージリンの名前となり、高級な紅茶の代名詞となっています。
 
紅茶市場の約2%を占めるほど親しまれているダージリンティーですが、
主にストレートで飲むのが紅茶好きには好まれています。
 
しかしながら、ダージリンは、チャイなどにアレンジしても美味しく飲むことができます。
 
また、ダージリンは収穫時期によりグレードが変わってきます。

・ファーストフラッシュ

3〜4月に収穫され、最も収穫量が少なく最も高価で取引されます。
ただし、紅茶の淹れ方も難しく、人より青臭く感じたりするようなフレッシュな茶葉といえるでしょう。

・セカンドフラッシュ

5〜6月に収穫される茶葉でマスカットのようなマスカテルフレーバーを感じることができる茶葉。
最も美味しく飲める茶葉ということで高級ブランドなどはこのセカンドフラッシュを利用することが多いです。

・オータムナル

10〜11月に収穫される茶葉で中等級に値する茶葉となります。
比較的、手頃な価格で取引されるため、一般的に親しまれている等級ともいえるでしょう。
 
淹れた際の渋みなどが増すため、ミルクティーなどにピッタリな茶葉として利用されています。
 
この芳香をしっかりと楽しむためには、ポットをしっかりと温めて高い温度で淹れる必要があります。
 
しっかりと淹れると重合化したポリフェノールが豊富となり、
老化防止などの効果を得られます
 
紅茶のカテキンには風邪を予防する効果もあるため、ハチミツを加えて冬の飲み物とすることもできます。
 

・ラベンダーについて

着香を行う紅茶はアールグレイだけでなく、ラベンダーも高い人気を集める逸品となっています。
 
ラベンダーはシソ科の植物で、精神の安定に深く寄与する効能を有しています。
 
古来から西洋ではハーブティーの材料となっていましたが、紅茶の香りとしても重要です。
 
紅茶にはない芳香を補いながら、
気分をリラックスさせる効果を同時に加えることは昔の人が行った知恵です。

・フレーバーティーの魅力

紅茶の大きな魅力は香りの良さと深い色合いで、
疲れやすい現代人にとって強い味方となる飲み物です。
 
着香を施した紅茶は非常に豊富ですが、好みは大きく別れるところです。
 
沢山の種類の中から自分の嗜好や体調に合わせて選ぶことで、
飽きることなく長く飲み続けることができます。
 
単なる飲み物としてだけでなく、
不安やうつ病などを解消するために利用すると幸福をもたらすことができます。

・アロマテラピー、リラックス効果

アールグレイの精油成分はアロマでも多用されるほどの力があります
 
紅茶に含まれているテアニンという成分(アミノ酸の一種)は、
脳波をα波に導く作用があるということも大学の研究結果で明らかにされています。
 
学生の勉強だけでなく、社会人としての仕事の集中力を高めることにも役立つのです。
 
そしてテアニンの優れているところは眠気を起こすことなく
リラックス効果を得れるというところでもあります。
 
ストレスを緩和してくれる癒しの香りも楽しめるということですね。
 
ベルガモットの香りだけでも素晴らしいですが、
ラベンダーも一緒に配合する紅茶もあります。
 
ベルガモットとラベンダーの複雑な芳香が一緒になることで、
不安を解消するための相乗効果が働きます。
 
好みに合えば量を多めにしてアイスティーにしたり、お菓子の材料としても楽しめますので、
一度、試してみてはいかがでしょうか?

・紅茶のダイエット効果

紅茶には利尿作用や便秘の解消などの効果があります。
 
そのため、余分な水分を排出し、ダイエット効果も期待できます。
 
さらに、痛風の予防にもなりますし、
紅茶に含まれているコーヒーよりもマイルドなカフェインには
脂肪を燃焼する働きや脂肪を分解する作用もあります。
 
紅茶カテキン、紅茶ポリフェノールは有名ですが、
それらにも糖分分解酵素があり、ダイエットに良いとされています。
 
ただし、ダイエット効果を得たいのであれば、
砂糖を入れずにストレートやレモンティーで飲むことをおすすめします。
 
 

・飲むだけで美肌になれる紅茶の魅力

紅茶フラボノイド、紅茶に含まれているテアフラビンには、活性酸素を除去する働きがあります。
 
さらに皮膚病の治療にも利用される世界的にも認められている美白成分の
ハイドロキノンが紅茶には含まれており、実際に化粧品業界でも紅茶は利用されているとのこと。
 
紅茶カテキンと紅茶テアフラビン、そして、紅茶に含まれているタンニンには
歯に良い成分が含まれています。
 
カテキンとテアフラビンは歯垢の除去効果を、
タンニンはフッ素が含まれているため虫歯の予防、エナメル質の強化にも役立つのです。
 
 

・マヌカハニーと最強の組み合わせ!?ピロリ菌も退治!

紅茶にはマヌカハニーでも有名なピロリ菌への殺菌効果も認められています。
 
ピロリ菌は胃炎などの症状の原因とされていますが、
近年では胃がんの原因ともされており、
そのピロリ菌を殺菌してくれる効果があることはとても魅力的です。
 
さらに紅茶ポリフェノールにはがん細胞が他の血管にくっ付くのを顕著に阻害する働きがあるため
ガン予防にも効果を期待できるのです。
 
その他にも、
 
脳卒中や動脈効果、ガン、糖尿病などの生活習慣病の予防にもなります。
 
それは紅茶ポリフェノールと紅茶カテキンの抗酸化の働きが
体内の活性酸素を除去してくれるからであり、
単純に老化の防止にも役立つのです。
 
 

・成人病予防にも紅茶フラボノイド&紅茶カテキンが働く!

紅茶フラボノイドと紅茶カテキンの働きもまた成人病の予防になります。
 
この二つの成分は血中のコレステロールの抑制作用、
血糖値の上昇抑制作用、
 
そして、動脈効果の抑制作用があるためです。
 
 

毎日の生活の中に紅茶を取り入れるだけでいろいろな効果を期待できます。

そして、リラックスする時間をティーとともに過ごしてみてはいかがでしょうか?