ニュージーランド 観光地紹介
今回は、ダウトフルサウンドをみてみましょう
Doubtful Sound
ダウトフルサウンド
どちらも世界遺産にしていされているフィヨルドランド国立公園の中にあるフィヨルドです。
フィヨルドは北欧でも有名ですが、ニュージーランドのこのフィヨルドランド国立公園にあるフィヨルドは
世界遺産に登録されています。
実際にはフィヨルドランド国立公園が世界遺産登録されています。
その中にあるフィヨルドの一つがダウトフルサウンドとミルフォードサウンドです。
日本のテレビ番組、また、ガイドブックやパッケージツアーなどでミルフォードサウンドが多く取り上げられるため
ミルフォードサウンドの方が有名?な感覚もします。
そして、どちらも何万年もの年月をかけてフィヨルドが形成された雄大な景色をみられることができます。
場所としてはミルフォードサウンドよりももっと南西よりに行ったところにあります。
このへん一帯は、スペインの航海士が測量などを行ったため、
いまでもニュージーランドでは珍しいスペイン語の地名が多く残る場所でも知られています。
元ニュージーランドの総督 (1957-1962)、第10代コブハム子爵チャールズ・ジョン・リトルトンがフィヨルドランドのこの部分について次のとおり記している。
“世界で人類が足を踏み入れたことがない地域は、ほんのわずかでしかない。
そのうちの一つがニュージーランドのように文明化された先進的な国家に存在することは、南島の南西端を訪れなければ信じられないかも知れない。
ぎざぎざのかみそりを背負った山々が、空に頭をそびやかしている。
1年に200日以上の雨が降り、苔や地衣類が隅々までおおって、木の枝がむき出しのまま茶色でいられなくしている。
森は、極度の緑色をしている。
ここは、並外れた大地であり…
ある日には、穏やかで、緑色と青色の見本であり、次の日には、陰鬱に霧が立ちこめ、低い雲が頂を隠す…
花崗岩の断崖、急斜面の谷、地震断層そして雷のように轟く滝をもって、畏敬の念を抱かせる土地である。”
wikiより引用
そうなんです、ミルフォードサウンドと同じく365日の中の200日以上が雨。
ミルフォードサウンドでもダウトフルサウンドでも晴れたらラッキー
でも雨が降ると滝が多く発生するため、雨の観光も良いんです。
どちらにしても楽しめる観光名所です。
ミルフォードサウンドとの違いは、やはり面積でしょう。
ミルフォードサウンドよりも約3倍長さが大きく、
表面積では約10倍も大きいのがダウトフルサウンドなのです。
そして、さらに違いはやはりアクセスでしょう。
ミルフォードサウンドは、車で行くことが可能です。
(それでも片道5時間、往復約10時間かかります。)
ダウトフルサウンドは、車で3時間で途中まで行き、
船に乗り換えてクルーズで1時間でマナポウリ湖を渡り、
またバスに乗りウィルモット・パスという道を超える1時間、
そしてやっとダウトフルサウンドのクルーズです
どちらも、手付かずの大自然に踏み入れるだけに
非常に長いアクセス時間を要します。
どちらが良い?
かは好みですが。
ダウトフルサウンドは、途中にクルーズで1時間ありますので、
ツアー出発が早い時間であり、自分たちで車で行けないため
非常に長い時間の拘束時間を要します。
そのため日本のツアーなどでもミルフォードサウンドが多いのです。
(ミルフォードサウンドは比較的、楽な感覚。かな。)
ミルフォードサウンドも大自然の中にあるのですが、
ミルフォードサウンドのツアークルーズ発着所など結構、綺麗に出来ており
海外旅行、そして、あまりアクティブなのはちょっと、
という方にはミルフォードサウンドがおすすめです。
ミルフォードではイルカやオットセイ、ペンギン、多数の滝、運が良ければ氷河なども見れますし、
規模は違えどただでさえデカイので十分な見応えがあります。
私は今までで合計3回行きましたが、片道5時間のアクセスの甲斐はあるかと思います。
が、日本から誰かが来たときにしか行きません。
自分一人では行きません。そのくらい車で往復10時間は覚悟がいります笑
そして、ダウトフルサウンドは、実は今回、初めて行きました。
まず、途中にバスとクルーズ移動があるので、絶対にツアーに参加しなければ行けない。
これが非常にネックでありました。
そして、名前は知っていましたが、ミルフォードと大差ないようなイメージだったのです。
しかし、ツアーパンフレットを見たらミルフォードの表面積10倍
フィヨルドの長さも3倍
ということで、行っちゃいましょうといってきました。
(前日にはミルフォードサウンドに行き、強行的にダウトフルサウンドも。)
車がない人は
クイーンズタウンからのツアー参加で行くのが一般的です。
日帰りツアーは大体8時間以上の所要時間を要しますので、
帰ってくるのは夜中になったりしますので、
前日からの連泊で宿を確保しておかないと大変なことになります。
しかし、ダウトフルサウンドではオーバーナイトクルーズツアーもあります。
ちょっとお高いですが、
船で一泊。きっと、船の上のバーや静かな入り江で素敵な時間を過ごせるのでしょう。
ダウトフルサウンドのオフィスには小さな売店がありますが、
そこが最後の売店であり、買っていなければ
ツアー中の水や小腹が空いたときのために、
ランチもまたサンドイッチや水がそこでしか買えないので買っておきましょう。
途中で見せてくれるニュージーランドで最大の電力発電所のマナポウリ地下発電所は、
地下に施設がある面白い発電所です。
クルーズでは見た目はミルフォードとあまり変わらないかな〜と思いきや、
ダウトフルサウンドの方が様々な島があり、
しかも、その島が独自に雲を作り出し、雨を自分の島に振らせていたりと
あまりみることの出来ない自然の情景をみる事が出来ました。
クルーズでは海まで出て、そこからまた引き返してきますが、
海まで出ると荒波に揺れ揺れ。
オットセイなども出迎えてくれます。
ダウトフルサウンドはミルフォードサウンドに比べて
はっきり言って人気が低いです
ですので、日本人と被ることがそうそう無い
そして、ツアーでもミルフォードサウンドよりも人が少ない
ミルフォードサウンドよりも大きな大自然をワイルドに優雅に、
そして贅沢に独り占め(ではないのですが)過ごしたいならダウトフルサウンドがおすすめです
あまり人が来ないから、そして、ミルフォードサウンドよりも風が吹かない。
無風のときもあるくらいなので、水面に綺麗に山が写り込む写真も景色もみる事ができます。
ダウトフルサウンド
日本語では「沈黙の世界」なんて呼ばれたりしているようです。
ダウトフルサウンドのツアービデオも宜しければご覧ください。
皆さんは、ミルフォードサウンド、ダウトフルサウンド、
どちらに興味が湧きましたでしょうか?
ニュージーランド現地人でもなかなか行くことがないミルフォードサウンドとダウトフルサウンド。
日本からのツアーで行ってみるのも良いかもしれませんよ