紅茶には様々な種類があります。
世界で取れる紅茶の種類は、20種以上あり、
産地で取れる紅茶の種類は分かれます。
紅茶といえば国は、ティー文化で有名な『イギリス』とかヨーロッパ圏になります。
紅茶消費大国は、『ロシア』になります。
それでは、紅茶の生産で有名な国は、分かりますか?
答えは『中国』と『インド』と『スリランカ』の3国が有名です。
もちろん他の国でも生産はされてますが、
この3国の紅茶の知名度は、紅茶売り場などで一度は目にしていると思います。
インドは、『ダージリン』『アッサム』『ニルギリ』です。
スリランカは世界の約10%の紅茶を生産しています。
そんなスリランカは、紅茶が7種類ありそれぞれ個別の名前はそこまで知れ渡っている訳ではありません。
その中でも有名なのは『ウバ』とかですが、
それよりもスリランカの紅茶の総称が有名です。
スリランカ製の紅茶が『セイロン』という名前となります。
※スリランカは、インド南東にある隣国の島国です。
紅茶の生産は、主に赤道付近の国が盛んで、
インド、スリランカ、中国、ケニア、インドネシアで世界の紅茶の8割を生産しているとされてます。
赤道付近でなくても紅茶の生産はロシアなどでも少量が作られてます。
日本でも紅茶を作り始めた地域もあります。
和紅茶で調べてみて下さい!!
世界3大紅茶として知られるのは、ダージリンとウバ、キーマンです。
ダージリンは「紅茶のシャンペン」と称され、明るい水色に格別な香味が特徴的です。
インドのダージリン地方はヒマラヤ山麓に位置しており、
茶樹は標高2000メートルの高地に植えられています。
日中の直射日光と夜間の低い気温との寒暖差がダージリンの味を決めます。
収穫期が3回あり、それぞれ風味が違いますが、
「マスカットフレーバー」という
爽やかな香りが楽しめるのは5月~6月に収穫されるセカンドフラッシュです。
香りが重視されるので、ストレートティーが好まれます。
ダージリンには、ビタミンやミネラルがたくさん含まれているので、成長期の子どもに最適です。
また、ダージリンに含まれるハイドロキノンは化粧品にも使われており、美白効果があります。
ウバは、スリランカが主な産地で、茶樹は日中の高温と夜間の冷気で霧が発生しやすい場所で育ちます。
これによってバラやスズランの甘くて刺激的なウバフレーバーが作られます。
カップに注ぐときに、光の反射によって水面に金色の環ができることがあり、
「ゴールデンリング」などと呼ばれます。
ストレートティーが良いとされますが、ミルクとも相性が良いです。
疲労回復や頭痛改善などの効能があります。
中国産のキーマン
キーマンは、中国南東部の安徽省が原産地で、独特のスモーキーな香りがあります。
渋みが弱く甘味があり、ミルクティーとして飲むことが多いです。
キーマンは10以上の品質ランクによって出荷され、特級茶は蘭の香りがします。
上記で記載したキーマンは、中国の品質のランクですが、
紅茶にも等級というものが存在します。
等級と聞くと茶葉の品質の順位と思われがちですが、それは間違いです。
因みに皆さんは、
『オレンジペコー』とか『ペコー』などを聞いたことはありますか?
これこそが、紅茶の等級になります。
品質ではないと書きましたが、それでは何?と思われますが
茶葉の大きさを分けるための等級になり全部で7種存在します。
茶葉の大きさや形で等級が変わります。
『オレンジペコー』と『ペコー』の茶葉の大きさ差はイメージ出来ないと思いますが、
茶葉の大きさでは、『オレンジペコー』>『ペコー』の大きさになってます。
『ダスト』という等級ならイメージが出来ると思います。
セイロン産の紅茶で『オレンジペコー』とブランド名の紅茶があるので、
『茶葉の等級』と『ブランド名の紅茶』とでは違うものになるので注意が必要です。
紅茶の産地とかで種類が変わるのですが、
紅茶を飲む際に、産地の他に重要視されるカテゴリがあります。
それは、その紅茶の茶葉がどんなものかを分けるカテゴリになります。
カテゴリは大きく分けて3種類に分けられます。
別名では、『クラシックティー』とか『エリアティ―』などでも呼ばれ、
紅茶の産地に交わりがなく、1種類の茶葉で構成されているものになります。
複数の産地の紅茶を混ぜて生産される紅茶になります。
独自の配合で製造会社毎の特徴ある味が作られます。
紅茶の茶葉に香りを付けたものをフレーバーティーと言います、
多くの場合ブレンドティーがベースになります。
代表的なのがアールグレイになります。
タンニンが少ないセイロン茶や中国茶にベルガモットで香りを付けたものです。
1830年代に中国に外交使節として滞在していた当時のイングランドのグレイ伯爵が、
中国での製法をロンドンの紅茶メーカーに教えたことが名前の由来です。
ベルガモットには精神を安定させる効能があり、ホルモンバランスが整います。
紅茶にはポリフェノールが含まれているので、抗酸化作用があり体の老化や錆び付きを防ぎます。
また紅茶に含まれるカフェインとテアニンは、ストレスを解消する効果があります。
虫歯を予防するフッ素が豊富で、カテキン類には風邪やウイルスの活性を抑制する働きがありますので、
インフルエンザの予防にも有効とされます。
様々な紅茶の有効性を知ることで、美味しいだけの紅茶ではなく、
健康面でも生活をサポートしてくれる紅茶生活を楽しみましょう。