マリーゴールドとは、
キク科の植物で
花言葉は
「信頼」、「悲しみ」、「嫉妬」、「勇者」、
「悪を挫く」、「生命の輝き」、「変わらぬ愛」、「濃厚な愛情」
といった様々な花言葉を持ちます。
名称の由来でマリーは、聖母マリアのことで
聖母マリアの祭日に咲いていたため「マリア様の黄金の花」という意味で、
マリーゴールドと名付けられたとされてます。
「カレンデュラ」という別名を持っており、
その名前の由来は、ラテン語で「何ヶ月も通して」という意味があります。
長く咲くことからこの名が付けられたといいます。
和名は「キンセンカ」
世界各地に分布しており、
ヨーロッパをはじめ世界各地で栽培されています。
古代エジプトでは若返りの薬として用いられていました。
また、ペルシアやギリシャでは美しい花びらを料理に添えてつけ合せや薬味としていました。
『大本草書』には未婚の女性は祝宴や婚礼に出かけるとき、自分を引き立たせる装飾として
マリーゴールド(キンセンカ)の花輪を作ったと記されています。
さらに、止血剤や傷の治療薬に利用したり、サフランの代用品として料理の着色に用いられたりもしました。
花の花弁は料理の色付けやスープにも入れられるため食用としても用いられます。
アメリカやイギリスでは食用や香味料にする植物を「ポットハーブ」と呼ばれてます。
・体内の毒素の解毒作用がある
マリーゴールドには、血液を促進させ、体内の毒素を排出する効果があります。
解毒、発汗作用ももち合わせており、熱を伴う風邪やインフルエンザに効果的です。
さらに、利尿作用や血液循環を促してリンパ系統のうっ滞を除去する作用もあります。
浄化作用やデトックス作用もあるため、肌荒れやニキビ、湿疹にも効果があります。
・ホルモンバランス調整作用もある
ホルモンバランスを整える作用があるので、月経や月経前症候群、更年期障害の悩みにも有効で、
婦人科系の不調をやわらげる女性に優しいハーブと言われてます。
・口臭予防に、また、肝臓の機能を促す
成分にフラボノイドが含まれているため、口臭予防に役立ちます。
苦味質に胆汁の分泌を助ける働きがあり、肝臓の働きを活発にします。
内服も効果的で、ハーブティーやチンキとして飲むことができます。
・抗炎症作用がある
抗炎症作用、生肌作用に優れたハーブで、
皮膚に対する働きはカモミールと同等以上の効果が発揮が期待出来ます。
そして、傷の治癒や皮膚の炎症(日焼けなど)も、鎮める働きがあるため、
創傷治癒、防腐作用などに効果があり、傷薬として使われていました。
感染予防や治癒の促進、軽いやけどや日焼けには
ハーブのシップやローション、軟膏などに配合されており利用されています。
・綺麗な髪へ導く
髪の痛みにも効果的で、シャンプーに入れたりハーブティーを使ったすすぎにも使用できます。
・妊娠線への効果
妊娠線予防のためのマッサージにもマリーゴールドの浸出油が使われます。
ただし、妊娠中は、子宮収縮の心配があるので、
マリーゴールドのみのハーブティーなどは出産時期までは避けましょう。
作用まとめ
ホルモン調整、抗炎症、利尿、解熱、発汗、収れん、創傷治療、防腐、抗ウイルス、抗痙攣
効能まとめ
老化防止、デトックス、血行促進、ホルモンバランス調整効果、口臭予防
・主な作用部位:皮膚、消化器、口腔
・使用部位:花