鮮やかな色の花びらで南国をイメージする花として、
世界各地の熱帯や亜熱帯に生えることでお馴染みの、あの美しい花を思い浮かべる方も多いでしょう。
日本でもとても良く知られたハイビスカスは、ハワイの州花です。
ハワイで正装の際に女性が長い髪に飾っている大きな花、それがハイビスカスです。
アオイ科フヨウ属の総称で、その種類は3000種以上にも上り、
それらの種類のほとんどが園芸品種だと言われており、花のタイプも実に様々なものがあります。
鮮やかな緑色の葉と極彩色の花とのコントラストが魅力ですが、
最近では葉の部分に斑入りのものなども観葉植物として栽培されています。
現在では大輪で鮮やかな色が魅力的な華やかなイメージのハワイアンハイビスカスが主流となっていますが、
古くからの原種に近いオーソドックスなタイプや、フウリンブッソウゲをもとに交配されて
暑さに強い品種であるコーラルタイプなどもよく知られていました。
高さが1メートルから2メートル程度に成長する熱帯性の花木で、
華やかでいかにも南国のイメージを抱かせる鮮やかな花を次々に開花させます。
ハイビスカスといえば赤い花をイメージするほど赤い色がシンボルカラーになっていますが、
そのほかにも白やピンク、紫、オレンジ、黄色など様々な色の種類があり、一日花が次々と咲くのが特徴です。
夏の花という印象がありますが、
日本で栽培するには春や秋の気候の方が花が咲きやすい環境だとも言われています。
そして、ハイビスカスの一種であるH.Sabdariffaという種類は、その花をハーブティーとして利用する品種です。
その美しい赤い色と華やかさと、さわやかさを感じられる香りから、特に女性たちに絶大な人気があります。
ハイビスカスには肌の調子を整えるビタミンC、
新陳代謝を促して肉体疲労や眼精疲労の回復に効果のあるクエン酸やリンゴ酸などの栄養成分が豊富に含まれています。
さらに、ハイビスカスにはカリウムも豊富なため、飲用することで利尿作用が期待でき、
たとえば二日酔いでむくみが現れた時などにもハイビスカスのハーブティーを飲むことでむくみの解消に効果があります。
加えて、ハーブティーには緩下作用があり、普段から便秘気味の人には特におすすめできます。
そのうえ胃の調子を整えて消化を促す作用があるので夏バテなどで食欲がないときにもハーブティーを飲むと効果的です。
美しい赤色と華やかな香り、さわやかな酸味が特徴のハイビスカスティーは、
豊富な栄養成分が体に良い影響を与えるだけでなくその色や味、香りにとても高い人気のあるハーブティーです。
一般的に、ローゼルと呼ばれる種類が、こ食用に向いた品種です。
ローゼルの、肥大した萼(ガク)と苞(ホウ)の部分を乾燥させ、
これをハーブティーにしたり、ジャムやお酒にしたりするのです。
ハイビスカスティーは、鮮やかな赤い色が特徴的です。
クエン酸などを含むため、飲むと酸味を感じます。
この酸味は爽やかで、ハチミツやお砂糖を入れて、甘目に仕上げても美味しいです。
甘くして飲むときには、シナモンで香りを付けるのも良いでしょう。
また、ローズヒップやレモングラス、柑橘系などとの相性が良く、
シングルよりもブレンドで飲む方が、楽しめるかもしれませんね。
夏場はアイスで、冬場はホットで、どちらでも美味しく頂けます。
こちらのハイビスカスには、女性に嬉しい効果があります。
ハイビスカスの効果1つ目は、利尿作用と緩下作用です。
クエン酸の他、ビタミンC、カリウムなどを含んでいますので、こうした作用があるのです。
お酒をのんだ翌日のむくみ解消効果など、期待できますね。
緩下作用については、穏やかなものです。
2つ目は、クエン酸、ビタミンCなど成分の含有があるため発揮する、美肌や疲労回復の効果も期待できます。
特に、日焼けをした後にハイビスカスティーを飲むことで、シミができにくくなるといわれています。
また、クエン酸には新陳代謝を良くしたり、
筋肉の疲労を回復させてくれる働きがありますから、アスリートに人気のハーブでもあります。
最後に、あまり知られていませんが、
アントシアニンを含むことから、眼精疲労にも良いとされているのです。
アントシアニンと言えば、ブルーベリーに多く含まれることで有名な成分ですね。
これらに加えて、ノンカフェインであることも、嬉しい要素のひとつといえるのではないでしょうか。
カフェインの含有がありませんから、飲む人を選ばないティーとして、幅広く愛されています。
お子様や妊娠中の方から、ご年配の方まで、安心して飲めるというのは、ありがたいものです。
基本的な淹れ方としては、熱湯1リットルあたり、ガクを2個。
砕いたものでしたら、小さじ山盛り2杯ぐらいでしょうか。
これを人によりますが、10分ほど時間をかけて、浸出させていきます。
ほどよい酸味と甘さが調和するハイビスカスで眼精疲労や美肌効果を得れる南国らしいティーハーブです。
ハイビスカスは、エジプトの女神ヒビスに由来しており、
クレオパトラが美しさと若さを保つために愛飲していたハーブです。
爽やかな酸味と美しい赤色が特徴的で、美容に効果がある成分を豊富に含んでいます。
まず、ハイビスカスティーの酸味の元でもあるクエン酸です。
クエン酸は、ミネラルの吸収を促進するので、美肌効果や、アンチエイジング効果が期待できます。
クエン酸は、特に、体を錆びつかせて老化を進める活性酸素を除去します。
体内に吸収された金属ミネラルは、キレート作用といって細胞が酸化するのを防ぎます。
また、筋肉に蓄積した乳酸を水と炭酸ガスに分解して、
体外に排出するため、疲労回復が早くなり若々しい印象を与えます。
次に、ハイビスカスはビタミンCも多く含んでいます。
ビタミンCは、コラーゲンの生成に深く関わっており、健康的で美しい肌を作るのに欠かせません。
また、ハイビスカスには、免疫力を高める働きがあります。
生活環境の変化などは肌に大きな影響を与えますが、
免疫力が低下すると、ニキビや、吹き出物などの肌トラブルが起こりやすくなります。
さらに、ビタミンCにもアンチエイジング効果があり、
加工食品の酸化防止剤としても用いられますし、
強い抗酸化作用があるので、紫外線やストレスなどの保湿を低下させるようなものを排除してくれます。
そして、ハイビスカスは、上記の他にも、カリウムを多く含んでいることも優れている点です。
カリウムは、ナトリウムの排出を促進して血圧を下げるため、
腎臓における老廃物の排泄がスムーズになります。
むくみの原因の一つは、塩分の過剰摂取ですが、
塩分を摂取しすぎて血中のナトリウム濃度が高くなると、
濃度を薄めるために体内に水分を溜め込みます。
このカリウムは、利尿作用があるので、女性に多いむくみを解消します。
野菜や果物、海藻に多く含まれていますが、調理によって損なわれやすいミネラルです。
そこで、ハイビスカスティーを定期的に飲むことで、十分な量のカリウムを摂取できます。
そもそもハーブティーにはカフェインが含まれていないので、年齢や性別を問わずに飲むことができます。
ハイビスカスの酸味が気になる時は、ハチミツを加えると優しい甘さになります。
ローズヒップや、レモングラスやシナモン、オレンジピール、ローズ、
ペパーミントなどのハーブとブレンドするとさらに美味しくなります。
ただし、ハイビスカスティーは薬効性が高いので、
飲用して頭痛や吐き気などの症状がある場合は、飲用を控えます。
また、腎臓の疾患がある人が、カリウムを大量に摂取すると、高カリウム症を引き起こします。
これらを考慮しつつ、美容と健康、
そして、プロのアスリートにも愛されているハイビスカスティーを
特に運動や美肌に意識のある方は取り入れていくと良いでしょう。
酸味の強い紅茶には、主にローズヒップティーやハイビスカスティー、レモンティーなどが挙げられます。
これらは酸味成分であるビタミンCやクエン酸を多く含んでおり、
風邪気味な時やストレスの溜まった時、肌荒れがひどい時やおやすみ前におすすめな紅茶です。
そして、クエン酸には血糖値を下げる作用もあるため、ダイエットにも期待ができます。
また、これらのハーブティーにはカフェインが含まれていないため妊娠中や授乳中にも安心して飲むことができます。
特にハイビスカスティーはクレオパトラが美を保つために愛飲していたことでも有名なハーブティーです。
ローズヒップティーやハイビスカスティーは、
オレンジピールやレモングラスなどとブレンドされて売り出されていることが多いのも特徴です。
ほどよい酸味を香りからも楽しむことができます。
酸味の強い紅茶は香りも強いのが特徴で、シングルよりも他の茶葉をブレンドしたものを選ぶのがおすすめです。
それは、酸味が強い分飲みにくいものが多いため、はちみつなどの甘味料で酸味を抑えたものの方が愛飲しやすいためです。
酸味の強い紅茶の魅力はやはり香りの強さと、豊富なビタミン類を保有している点と言えるでしょう。
紅茶を飲む時のお供と言えば代表的なものにビスケットがあります。
ビスケットにはプレーン味やチョコレートやココアを練り込んだものがあります。
ビスケットは口どけもいいため、幅広い飲み物に合うお菓子です。
他にもチョコレートやマシュマロも紅茶に合うお菓子のひとつです。
どんな紅茶にも合うお菓子にはシフォンケーキやパウンドケーキ、マドレーヌなどの焼き菓子が挙げられます。
基本的にプレーン味のものが多くの紅茶のお供と言えるでしょう。
どの紅茶にも多少の香りがあるため、紅茶の魅力すべてを堪能するためのお菓子選びは、
紅茶をより楽しむためには必須です。
自分の好きなお菓子から、それに合う紅茶を探すことができます。
例えば甘いチョコレートに合う紅茶を選ぶならば、スッキリとしたミントティーを選ぶといいでしょう。その逆も然りです、
ティータイムにお菓子という存在は欠かせません。
はるか昔からたくさんの人に愛されてきた紅茶を引き立てる役割を持つたくさんのお菓子たち。
その組み合わせは無限と言えます。
よりベストな組み合わせを見つけるには、たくさんの紅茶をたくさんのお菓子と楽しむことが一番の近道と言えるでしょう。
紅茶とは味覚だけではなく、嗅覚も刺激してくれる飲み物です。
さまざまな紅茶のもつ魅力をフルに活かした飲み方をしたいものです。
中でも酸味の強いハーブティーはその香りも強いため、
お菓子自体の香りが強いチョコレートなどは相性がいいとは言えません。
また、ハーブティーの酸味は主にクエン酸からなるため、
糖分の多い甘いチョコレートを食べたあとにクエン酸を摂取すると酸味がより強く感じてしまうのです。
それは甘いものを食べたあとに舌に残った糖分が、
普段より多い状態にあるため、クエン酸を摂取した際に酸味を敏感に感じとってしまうからです。
そのためお菓子自体が香りを主張していなく、比較的糖分の控えめなプレーン系のものを選ぶことがベストだと言えます。
プレーン系のお菓子と言えば主にシフォンケーキやビスケットなどが挙げられます。
プレーン系のお菓子は飲み物の味や香りを邪魔することがないため、紅茶の魅力をたっぷりと堪能することができるのです。
また逆にベリー系のジャムを使ったパウンドケーキなども付け合わせとして好まれています。
酸味×酸味の組み合わせではありますが、香りや味の相乗効果も高く多くの人に好まれているのも事実です。
その時の気分に合わせて様々なお菓子をチョイスしたいものですね。