約6500万年前の自然の産物 奇妙な巨大丸石、モエラキボルダーズ

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モエラキボルダーズ

ニュージーランドはだいぶ寒さも和らいできて、
段々と夏に向けて暖かくなってきています。

12月が真夏なので、ずっとニュージーランドに暮らしている人(海外旅行しない人など)は、
ホワイトクリスマスは映画の中の世界でしょう。

 

サンタは半袖短パンですし、でもヒゲをつけて厚い衣装を着て、と、かなりハードなバイトらしいです。笑

 

さて、ニュージーランド観光地紹介も9箇所目になりました。

今回のニュージーランド観光地紹介は、日本のテレビなどでも見たことある人もいるかも?しれません。
調べてみると2013年の7月11日に放送された番組で取り上げられていたようです。

モエラキ海岸にある、モエラキボルダーをご紹介してみます。

モエラキボルダー(モエラキボルダーズ) / Moeraki Boulders

 

モエラキボルダーズ
丸石(丸岩?)のことを英語でボルダーと言います。

写真を見て頂くと分かりますが、海岸に不思議な丸い石があるのです。

 

モエラキボルダーズ
大きさは直径約1m、重さはなんと3トンと言われています。
大きさはブリリアントのダンボーくん(四角いかわいいフィギュア)を乗せた写真で分かるかな?

場所はオアマルというところから南に約40km行ったところにあります。
(オアマルは、クライストチャーチから南に約340km、ダニーデンからは北に約120kmの場所にあります。)

 

ですので、モエラキボルダーのある海岸は、ダニーデンから北に約80kmという感じでしょうかね。
オアマルからダニーデンに行く国道を走っているとモエラキボルダー(モエラキビーチ)という看板が何回か出てくるので
たぶん、分かると思います。

また、コースト・ライン・ツアーズというツアー会社がバスを運行していますので、
行きたい方はバスでも行けるかと思います。

 

モエラキボルダーズ

 

恐竜の卵のような、巨大な岩ですが、
人口のものではなく、自然に出来たものです。

この地帯を調べた科学者によると、
約6500万年前に形成された亀甲石凝固と呼ばれるもので、
結晶化したカルシウムや炭素物質が時間とともに凝固して
約400万年の年月を得て、丸石になったのだとか。

カルシウムなどという「など」、は化石や骨のかけらなども含まれているそうです。

 

そして、約1500万年前にこの地域の地層が海底から地表に出てきて、
侵食されないこの丸石だけが綺麗に残って今に至るとのこと。

ちょっと想像では、はぁ〜とため息が出るような年月ですよね。
恐竜時代から?え?って感じです。笑

綺麗な丸石もあったり、陥没して真ん中に穴が空いていたり、
海亀の甲羅のような模様になっている岩もあったりと色々な表情を見せてくれます。

 

 

モエラキボルダーズ
満潮の時は海に沈んでしまうので、
満潮前に行かないと見れませんが、だいたいは見れます。

ここの海岸に下るところにはカフェもあり、駐車場もあり、
観光地としても人が結構いますので、長距離で走ってきた際にはカフェで一息つくのも良いです。

 

自然の産物の中でも約6500万年前のものがこうして見て、触れられる、乗れる(笑)のは、
ここニュージーランドのモエラキ海岸だけかも?なんて思ったり。

でも、モエラキビーチ全体にあるのではなく、ある一定の場所に固まってあるので、
ここだけの、何かしらの理由でここに出来たんだろうな、と感じさせてくれます。

 

真珠が出来る過程に似ていて核となる荷電した微粒子の周囲にカルシウムなどが集積したらしいので、
何かしらの電気的な作用?も?

なぜここに?という問題は、ちょっと解明しがたい、そんな現象ですよね。

ゴミは一つも落ちていない海岸にこうして並ぶ丸い巨大な石。

 

モエラキボルダーズ

 

日中も良いですが、夕焼けや朝焼けの時に(満潮時期による)行くと非常に綺麗な光景を目にすることが出来るでしょう。
たぶん、朝焼けがオススメ、他の観光者がいないからね♪

今回は、スポット的な感じで、モエラキボルダーを取り上げてみました

このニュージーランド観光地紹介の連載で、日本の方には、
ニュージーランド観光の参考や、ニュージーランドを少しでも知って貰えたら嬉しいですね

Have a great night〜